「ほう!」な話『「ほう!」な話』は福岡県弁護士会の弁護士が西日本新聞紙上で執筆している法律コラムです。
最新のコラムは隔週木曜に掲載されます。

2026年7月16日

裁判の法廷を見てみたい

▼Q 私は高校生です。裁判のドラマを見ると、法廷には傍聴人がたくさんいます。誰でも傍聴できるのですか?どこで見られますか?

▼A 誰でも、各地の裁判所で裁判を傍聴できます。憲法82条は「裁判の対審及(およ)び判決は公開の法廷で行う」としています。公開とは「国民が傍聴できる」ということです。裁判所は、最高裁から各都道府県の地方裁判所、各地の簡易裁判所までたくさんあります。事件があれば、どこでも傍聴できます。

裁判所が扱う事件には、大きく分けて、個人間のトラブルを解決する「民事事件」と、罪を犯したと疑われる人の有罪・無罪や刑の重さを判断する「刑事事件」があります。他に、離婚や相続などを扱う「家事事件」があり、こちらは非公開です。

初めて裁判を傍聴するなら、地裁の刑事事件がいいでしょう。多くの刑事事件は1回の裁判で審理が終わります。起訴状朗読、証拠調べ、論告、弁論といった全体の流れを見ることができます。

といっても、どの裁判を見たらいいのか、どうすれば法廷に入れるのか、心配ですね。裁判官、検察官、弁護士の役割も事前に知っておきたいところです。県弁護士会では8月25日に「弁護士に会ってみよう!-裁判傍聴&弁護士との交流会」を開きます。弁護士と一緒に福岡地裁の実際の裁判を見学した後、質問ができます。弁護士になる方法や、弁護士の日々の仕事についても聞けますよ。

参加無料ですが、事前のウェブ予約が必要です。詳しくは県弁護士会のホームページをご覧ください。

西日本新聞 7月16日分掲載(藤島雄太)

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