弁護士会の読書

※本欄の記述はあくまで会員の個人的意見です。

2023年7月17日

羽毛恐竜完全ガイド

恐竜


(霧山昴)
著者 BIRDER編集部 、 出版 文一総合出版

 鳥は恐竜である。
 今や、定説になっています。でも、地上を駆ける恐竜と空を飛ぶ鳥と、どこに共通点があるのか、一見しただけでは分かりません。
 鳥と恐竜は、どちらも直立二足歩行で、趾行(しこう)性。直立二足歩行するのは、鳥と恐竜以外には、ヒトとカンガルーくらい。
 趾行性というのは、かかとを地面から上げ、つま先立ちで歩くこと。鳥のあしに膝のように見えるのは、実はかかと。
鳥の羽は、うろこが変形したもの。なので、全身がうろこで覆われている恐竜と、羽をまとっている鳥とは共通している。羽毛の起源はウロコが変化したもの。羽毛には断熱材の役割があった。恐竜は内温性だった。
 恐竜はカラフルと一般に考えられているが、鳥も身近な鳥ほど派手ではなく、恐竜も鳥と同じでは...。
 現在、恐竜の定義は、「トリケラトプスとスズメのもっとも新しい共通祖先とその子孫すべて」。
 恐竜は2億3千万年前から6600万年前まで、長期にわたって繁栄した。このうち鳥類に進化したのは獣脚類。
 羽毛が確認された恐竜のなかで最大種なのが、マラティラヌスで、中国で発見された。体長9メートル。羽毛はディスプレイ用の飾りだったと考えられている。
 カラフルな羽毛恐竜が紹介されている楽しい図鑑のような本です。わが家の庭にいつもやってくるヒヨドリやカササギ、そしてスズメが恐竜の仲間だなんて、ちょっと信じられませんが...。
(2023年3月刊。2750円)

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