弁護士会の読書

※本欄の記述はあくまで会員の個人的意見です。

2011年3月27日

ソコトラ島

世界(アフリカ)

著者 新開 正、新開 美津子  、 出版 彩図社
 
 ええっ、こんな島があったの・・・・。そう思ってしまいました。世にも不思議な島というのは、まったくもってそのとおりです。インド洋のガラパゴスといわれているそうですが、なるほどと納得できる写真集です。
 イエメンの南東の海上にある小さな島です。ユネスコの世界自然遺産にも登録されています。年間降水量250ミリという極端に乾燥した大地ですから、そこに自生する生き物はみんな乾燥に強いものばかりです。
 バオバブの木に似て、幹に水を貯められる、ぷっくらお腹の木もあります。和傘を逆さにした木は竜血樹です。薬や着色剤として珍重されてきたということです。傘のような形の樹冠になっているのは、空中の水分を効率的に補足できるからだといいます。それほど、雨が少ないということなのです。そして、竜血樹には年輪がなく、繊維が詰まっているのです。不思議な木です。
 ボトルツリーとかキュウリの木とかいうのは、バオバブそっくりです。とっくり形の幹に水を貯めているのですね。そして、その太った幹から葉が出て、花が咲くのです。みんな面白い形をしています。
 アロエも変わった形です。アレキサンダー大王が、アリストテレスの助言を受けて、ここのアロエを入手するため、ソコトラ島を占領したというのです。本当なのでしょうか・・・・。
 こんな変わった島にも人々が住み、生活しています。ラクダもいます。ソ連の軍事基地が置かれていたこともあって、F34戦車の残骸まであるのです。これにも驚きました。
大きな洞窟があります。4万人あまりが生活するソコトラ島にリピーターで渡った日本人夫妻の写真集です。知らない世界は多いものですね。
(2010年12月刊。1600円+税)

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