弁護士会の読書

※本欄の記述はあくまで会員の個人的意見です。

2009年9月13日

先生、どうやってヤセたんですか?

人間

著者 山田 春木、 出版 WAC文庫

 20キロやせた医師の体験にもとづくダイエット法が書かれています。
 身長180センチ、体重103キロの巨体が、10ヶ月間で83キロになったというのですから、すごいものです。そして、リバウンドなし、なのです。見事です。
 私はダイエットを始めてから毎日、体重計に乗っています。63キロに減らすのを理想としていますが、なかなか減りません。それで、65キロより少ないと、ヤッターと叫んでいるのです。ところが、著者は毎日でなくていい、毎週1回だけでいいというのです。トホホ…。
 著者は排便が大切だと強調しています。そのためには、朝しっかり食べるべきだと強調します。パンやうどんは、消化吸収が良く、大腸に到達するまでになくなってしまうので便秘には不向きな食品だ。食物繊維がたっぷり含まれた食事を心がけるべきである。
 私の朝食は、7年前からニンジンとリンゴ、そして青汁と牛乳をミキサーにかけたものです。このおかげで便秘はなくなり、境界型糖尿病といわれることもなくなりました。
 適量のアルコールは、むしろ胃に優しい。人間の意志は気まぐれなプリマドンナと同じ。すぐに厭きた、休みたいなどと文句を言い、緊張を保てない。
 ダイエットが辛いと思うようでは長続きしない。
 ダメだ、ダメだと抑えつけるのは逆効果、じっくり味わいつつ、低カロリーのものを食べるようにしたらいい。
 一番いいのは、モズクやところてん、コンブのような海藻。夕食にも海藻と豆腐を食べるように心がける。
 バナナはカロリーが低く、食物繊維を多く含んでいる。キノコもいい。
 メロンパンは450カロリーもある。リンゴは1個で150カロリー。やせたい人は、とびきり甘くて美味しい香り高いコーヒーやミルクティーを飲む。わずかなカロリーで、甘いものを食べたいという欲求の歯止めになってくれる。
 コンソメスープはたったの8カロリー。腹もちがよく、塩分のかわりにアミノ酸で味が付いている。ウーン、そうなのか。私も、これからは飛行機の中ではコンソメスープにします。
 みんなから否定され、やる気をなくした時は、鏡で自分を見つめる。自分自身に関心を向けないと、自分を律するのがおろそかになる。
 もったいない、などと思わず、さっさと捨てる。保険の掛け捨てと同じ。なーるほど、ですね、これって……。
 ダイエットを成功させたいなら、モッタイナイは禁句だ。ダイエットとは、贅沢な行為だと認識しなければいけない、
 なるほど、なるほど、そうなんですね。お金とヒマがないとダイエットも成功しないのですよね。
 サンモリッツの空は抜けるような青空です。日差しはそれほど強くは感じません。暑くはありませんので、湖の周囲の遊歩道を歩いても汗をかくわけではありません。
 ところが、やはり夏の日差しでした。帽子もかぶらず歩きまわっていると、すっかり顔が日焼けして赤くなりました。そして、唇のあたりがこわばってしまったのです。用心しなかったせいです。やはり油断大敵でした。ティラノで1000円の安い帽子を買いました。
 サンモリッツの夜9時は、まだ昼間の明るさです。夜10時にようやく暗くなります。
 レストランは、外のテラスで食事している人もいるのですが、涼しいからでしょうね、はじめから室内で食事をしている人も大勢います。昨年行った南フランスでは、外のテーブルが埋まるまでは、室内で食事をとる人はほとんどいませんでした。気温の違いだと思います。
 ディアヴォレッツァ展望台で軽い昼食をとったときには、シャンパンで喉を潤しました。
 夕方、サンモリッツに戻ってからは、ホテルの斜め前にあるイタリア料理店に入りました。ピザとボンゴレを注文したのですが、ピザはとても一人では食べきれないボリュームでした。
 スイスでも赤ワインがとれるというので注文しました。渋みとコクのある重めのワインでしたので、私にぴったりでした。若い頃はボジョレーのような軽い味が良かったのですが、だんだんカオールのような重い味の方が良くなってきました。
 
(2009年5月刊。857円+税)

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