弁護士会の読書

※本欄の記述はあくまで会員の個人的意見です。

2007年3月16日

人と動物の美術館

世界(アフリカ)

著者:吉野 信、出版社:オフィスアイ・イケガミ
 チーターの子どもたちが広々とした草原で寝ころがったり、追いかけっこして、じゃれあっています。屈託なげで、伸び伸びとして、いかにも楽しそうです。
 氷上でホッキョクグマの若者2頭が押しあって遊んでるうちに、片方が尻餅をついてしまいました。もう一方は、あれれと驚いています。
 インドでは、草原の一本道の上で雄クジャク同士で争っています。一方は地上をけって舞い上がり、地上にいるクジャクを威嚇します。
 アフリカ、ケニアのカンムリヅルはオスが派手なディスプレイを草原で始めました。
 ケニアの大草原にアフリカゾウの一群がいます。ゾウは女系家族なのですね。親ゾウに囲まれて、小さな仔どもゾウが2頭います。まだキバが小さくて可愛らしい。
 ケニアのマサイ族の男性は精悍な顔つきで、いかにも頼もしそう。割礼の儀式を終えた修行中のマサイの若者は、顔中に白い顔料を塗りたくっている。広い草原に顔だけ白い5人のマサイの若者が並んで立つと不気味だ。
 生命の躍動を感じさせる人間と動物の写真が満載の写真集です。思わず息を呑む見事な写真がオンパレードなので、ついつい何度も頁をめくり返してしまいました。

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