弁護士会の読書

※本欄の記述はあくまで会員の個人的意見です。

2005年4月22日

死との対話

著者:山田真美、出版社:スパイス
 とても信じられないような話のオンパレードです。何もかもびっくり驚天です。
 ヒンドゥー教のお葬式は、わずか5000円の費用しかかからない。5000円は何かというと、死体を焼くための薪の値段。棺桶も霊柩車もお墓も骨壺も不要。戒名なんて日本独特のもので、中国にもない風習。
 ゾロアスター教は鳥葬で有名だが、最近は、ハゲタカが激減して、成りたたなくなっている。チベットとの国境に近いインドの奥地では昔から薪が十分にないため、死体を細かく刻んで川に撒いて魚に食べさせている。
 男女ともに日本で自殺率が一番低いのは四国の徳島県。理由は5つある。自己中心的で信仰心が強く、遊びに寛容で大食漢。そして女性は内助の功が得意。つまり、踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損、損という県民性は、リオのカーニバルで踊り狂うブラジル人に似ているということ。
 それにしても、ここに紹介しませんでしたが、インドのすさまじい状況は、ますます私に行く気を喪わせました。路上に死者がゴロゴロしていて、つまづいてころんだときに下を見たら死体だったなんて、私にはとてもとても耐えられそうにありません。

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