弁護士会の読書

※本欄の記述はあくまで会員の個人的意見です。

2005年2月 9日

恥ずかしい読書

著者:永江 朗、出版社:ポプラ社
 目に悪いと分かっていても、電車の読書はやめられない。本の面白さには勝てないから・・・と眼科医が語っています。私の読書タイムは、ほとんどが移動中の車内です。今でも近視ですから、メガネなしで本は読めます。近視は、読書のために目が適応した結果とあります。なるほど、ですね。
 本はどんどん汚して読んだ方がいい。そうなんです。私は赤エンピツでアンダーラインを引きまくります。この読書感想文は、その赤いところを読み返しながらつくるのです。
 ですから、私が読んだ本は、「ブックオフ」などに引き取ってはもらえません。
 著者は本を読むのが早いようです。毎日毎日、本を読んでいると自然に早くなるというのは本当です。私は昨年は569冊読みました。それでも最高記録757冊に及びませんでした。要するに、それだけ移動していたということです。学生時代から簡単な読書ノートをつけています。
 でも、ときどき読んでいるこの瞬間がずっと続けばいいのに、と思えるほど面白い本に出会います。ページをめくる手がもどかしいほど、次がどうなるのかを知りたいのです。同時に、読み終えたくないという気にもなるのです。そんな気になった本として私がまっ先に思い出すのは『沈まぬ太陽』です。わくわくしながら、ときに憤慨しながら、充実した思いで読みふけりました。
 著者は、本を読むためにはテレビを消せ、と強調しています。まったく同感です。私はまったくテレビを見ません。
 テレビは悪魔の発明品だ。テレビのニュースなんか見なくても何の支障もない。それどころか、テレビを見ない方が事件の本質がよく分かるようになる。
 映像は考える力と想像力を奪ってしまう。テレビは麻薬のようなもので、見なくなってはじめのうちは禁断症状が出てくる。しかし、そのうち、テレビなんか見なくても立派に毎日を過ごすことができるようになる。
 NHKの海老沢会長辞任騒動の本質は、NHKテレビを見ていても絶対に分かりません。要は、NHKは自民党と財界という権力者の方にしか目が向いていないということです。「公平・中立」の公共放送なんて笑わせます。うちにも一応テレビはありますので、ささやかながらNHKの受信料の不払い運動に参加することにしました。やっぱり、ひどいと思ったら、声をあげないといけませんからね・・・。

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