弁護士会の読書

※本欄の記述はあくまで会員の個人的意見です。

2004年12月28日

荊の城

著者:サラ・ウォーターズ、出版社:創元推理文庫
 19世紀、ヴィクトリア朝時代のロンドン。公開絞首刑に見物人が3万人も集まっていた。借金を返せないときには債務者監獄に入れられた。ただ、犯罪者のはいる監獄とは異なり、家族ぐるみで住める規則の厳しい公営住宅のような施設ではある。
 ロンドンの下町、そして郊外の城館が舞台だ。下町風俗そして城館のなかの情景がよく描かれている。
 ミステリー小説なので、ストーリーの紹介は控える。あっというようなドンデン返しが何度もあり、次の展開を知りたくて、次々に頁をめくり、時のたつのを忘れた。

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