弁護士会の読書

※本欄の記述はあくまで会員の個人的意見です。

2004年11月10日

国税査察官

著者:立石勝規、出版社:講談社
 政治家の裏ガネのからくりを国税局のノンキャリア査察官が追いかけるという小説です。金丸脱税事件をモデルにしています。
 政治家の裏ガネに税務当局がどれだけ迫っているのか、実は私は不信感を募らせています。ときどき、アリバイ的に摘発しているだけではないのか、ということです。巨額の裏ガネに利用されるのは、絵画のようです。絵画は、値段があってないようなものだからです。たった絵一枚が何十億円もするなんて、とても信じられません。絵画は、美術館で鑑賞すべきもので、個人が私蔵するべきものではないと思うのです。
 話が脱線しましたが、政治家と大企業の脱税の摘発にもっと税務当局は力を入れてほしいと思います。巨悪は眠らせない。いいセリフだと私は思います。

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