弁護士会の読書

※本欄の記述はあくまで会員の個人的意見です。

2004年10月 1日

友情について

著者:キケロ、出版社:岩波文庫
 紀元2世紀のローマ時代の哲学者です。
 友人同士の好意のなかに安らいを見いださない人生が、どうして生きるに値する人生たりえようか。まるで自分に語るように、安んじてすべてを語りうる人をもつことほどうれしいことがあろうか。
 友情は数限りない大きな美点をもっているが、疑いもなく最大の美点は、良き希望で未来を照らし、魂が力を失い挫けることのないようにするということだ。
 昔も今も、良き友だちこそ人生最大の財産です。

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