弁護士会の読書

※本欄の記述はあくまで会員の個人的意見です。

2004年9月 1日

セックス・ボランティア

著者:河合香織、出版社:新潮社
 なるほど、これが社会の現実なんだと思いました。障害者だって、やっぱり恋愛したい。性欲もある。オビに書かれているとおりです。せいは いきる こんぽん。やめるわけ にはいかない。障害者専門風俗店があり、ホストクラブの店で障害者割引をしているところがあるそうです。オランダでは障害者に対してセックスするためのお金を市役所が助成金として出しています。月に3回、年に36回、セックスするお金を市役所からもらえます。そしてセックスする相手を派遣するボランティア団体もあるのです。
 人間とは何か、の根本問題を考えさせてくれる本です。

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