弁護士会の読書

※本欄の記述はあくまで会員の個人的意見です。

2004年2月 1日

海馬

著者:池谷裕二、出版社:朝日出版社
 糸井重里との対談を通じて、脳の活性化は本人の心がけ次第だという画期的な内容が明らかにされていく、元気の出る本です。これも知人のNAOMIさんのおすすめで読みました。
 脳の神経細胞は生まれたときが一番多くて、あとは減っていくだけ。しかし、海馬では細胞が次々に生み出されていき、神経が入れ替わっている。海馬は情報の選別を担当するところで、海馬の神経細胞は成人になってからも増えていく。海馬は記憶をつくっていく。海馬の神経細胞の数が多いほど、たくさんの情報を同時に処理できる。
 脳はいつでも元気いっぱい。ぜんぜん疲れない。30歳を過ぎてから頭は良くなる。疲れたなあと感じるとき、実際に疲れているのは目。
 経験をすればするほど、飛躍的に脳の回路は緊密になる。睡眠は整理整頓できた情報を記憶しようという取捨選択の重要なプロセス。外界をシャットアウトして余分な情報が入ってこないようにして、脳の中だけで正しく整合性を保つようにするために睡眠が必要になる。睡眠がないと人間はぜんぜんだめになってしまう。
 脳は達成感を快楽として蓄える。達成感を生むためには、小さい目標を設定して、ひとつずつ解決していくといい。いいことを言うとそのとおりになる。悪いことを言ってもそのとおりになる。いい意味でも、悪い意味でも、言葉は呪いみたいなもの。未来に対して素敵なイメージを思い描いた方がいい。がぜん元気が湧いてきました。

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