弁護士会の読書

※本欄の記述はあくまで会員の個人的意見です。

2003年9月 1日

坊がつる山小屋日記

著者:川上信也、出版社:海鳥社
 長者原くじゅう登山口から峠を越えて歩くこと2時間。坊がつる湿原を一望する高台に法華院温泉山荘がある。この山荘で働きながらホームページを通じて公開していた著者の日記を本にまとめたもの。30歳になったばかりの著者のすがすがしい感性と写真で、くじゅうの山と動植物たちの四季折々を堪能することができる。
 福岡県弁護士会にも山好きな会員は多いが、私の知る限りくじゅうによく登っているのはK、Iの両弁護士。福岡を早朝出て長者原や牧ノ戸峠から上りはじめるという。山好きの中高年族におすすめの一冊。
 ところで、皆さんの夏休みはいかがでしたか・・・。私は、久しぶりの真夏日に近くの小山(標高388メートル)に登りました。子どもたちが小さいころには、よく近所の子も引き連れて群をなしてワイワイにぎやかに登ったものですが、今では単独行です。4月に登ったときには山菜とりの人も見かけましたが、さすがに真夏の昼なので誰もいませんでした。広々として見晴らしのいい尾根で、ひとり下界を見おろしながら缶ビールを飲み、たっぷり梅干しのはいったオニギリをぱくつきました。日差しは強いものの吹きわたる風が爽かで、頂上をクロアゲハやオニヤンマが悠然と飛んで山ごえしていく姿にも見とれました。至福のひとときを、しっかり堪能して下界に降りてきました。
 ところが、往復3時間を歩いた翌日、足首に凝りを感じました。初めてのことです。これも年齢(とし)をとったということでしょうか・・・。

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