弁護士会の読書

※本欄の記述はあくまで会員の個人的意見です。

2016年9月26日

花の品種改良の日本史

生物(植物)

(霧山昴)
著者  柴田 道夫 、 出版  悠書館

 私の数少ない趣味の一つは、ガーデニングです。野菜にはあまり挑戦せず(たまに、ジャガイモとか玉ネギを植えつけます。アスパラガスは植えっぱなしです)、もっぱら四季折々の花です。
といっても、秋のコスモスは何年も前にあきらめました。花は美しいのですが、後始末が大変なのです。根が太くて、地面にへばりついていて、掘り下げるのに手間を要します。そして、植えつけのとき、育ちざかりに夏の日照りにあったり、台風でなぎ倒されたりして、何度も泣きました。
同期の妻波弁護士(島根)からもらったボタンの花は、5年か6年ほど、咲いてくれましたが、ついに枯らしてしましました。ハナミズキも気品ある美しさに魅かれていましたが、いつのまにか枯れました。美人薄明というと、私の世話の足りなさを棚に上げているようで、申し訳ない感じです。それでも、私の庭には四季折々いろんな花が咲いてくれます。それをデジカメで撮って私の個人ブログで紹介するのも楽しみの一つなのです。
 この本は、日本で育っている花が、いかに品種改良されてきたのか、たくさんのカラー写真とともに紹介していますので、花好きの私にはこたえられませんでした。
 花が美しいな、いいね、この花と思うときには、その名前はもちろんのこと、原産地はどこで、今の色と形になるためには、誰が、どんな苦労をしてきたのか、その故事来歴も知りたくなりますよね。それにぴったりこたえてくれる本です。
 そして、花の品種改良という点では、江戸時代の日本人が多大なる貢献をしているのですよね。驚くばかりです。
現在、日本は、世界の中でもオランダやアメリカと肩を並べるほど、花の生産消費が盛んな先進国になっている。
 軍事面でアメリカと並んだなんて言われても、ちっともうれしくありませんが、こんな評価を知ると、うれしくなります。
 チューリップは、16世紀になってトルコからオランダに入って栽培が始まった。もともとのチューリップの故郷は、カザフスタン、ウズベキスタンなどの中央アジア。チューリップが日本に渡来したのは、江戸時代も末期の1863年2月のこと。しかし、日本でチューリップが植付けられるようになったのは、明治時代後期にオランダから輸入されてから。
チューリップには、800種類ほどあるが、日本では、半分の400品種しか栽培されていない。品種改良し、育成するには、20年という努力と資本を要する。
チューリップをタネから育てるのは大変なことで、私は、毎年、球根を買い求めています。
ハナショウブは、アヤメ科アヤメ属。ノハナショブは黄色、アヤメは縞目模様がある。カキツバタは、白く先が尖る。キショウブをふくめて、いつも混乱させられます。
肥後ハナショウブは、細川の殿様(斉護・なりもり)が育てたのでした。それで庶民も楽しめるようになったのです。その豪華絢爛さに、人々は圧倒されたのでした。
毎年6月、熊本地裁玉名支部に行くと、肥後ショウブが近くの高瀬川の川べりに沿って咲き誇っているのをタダで見ることが出来ます。それは見物(みもの)です。
見て楽しく、読んで面白い花の本です。
(2016年6月刊。4800円+税)

 宮﨑に出張し、フレンチ・ビストロに二晩続けて通いました。残念ながら美女同伴とはいかず、カウンターで一人寂しく美食とワインを味わいました。20人も入ったら満員という小さなビストロです。シェフが一人、補助の女性と給仕担当の女性の三人で、大勢の客の注文をテキパキこなしていくのも小気味よいものでした。
一晩目はシェフのおまかせコースにしました。ここは宮﨑牛のなかでも特別な尾﨑牛を扱っています。魚介のテリーヌには生ホタテが入っています。そして牛頬肉は赤ワイン煮込みでした。
 二晩目は、おまかせコースに出てこなかったものを注文しました。コラーゲンのソテーは、尾﨑牛のホルモンです。そして、自家製ソーセージとチョソリは、香料たっぷり。最後にトマトハーブの煮込み。尾﨑牛のミノ・センマイ・ハツそしてアカセンが入っていて、まるでポトフのよう。野菜もたっぷり入った健康食でした。
 久しぶりにキールロワイヤルをいただきました。カオールは次の機会の楽しむことにしましたので、またぜひ行きたいと思います。「直樹」というお店です。

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