弁護士会の読書

※本欄の記述はあくまで会員の個人的意見です。

2012年11月29日

40代からのガン予防法

社会

著者   神代 知明 、 出版   花伝社 

 還暦すぎた私が、今さら「40代からの・・・」ではありませんが、健康法も私の関心事の一つです。
 著者は、かつて「マック」に勤めていました。あんなものは、化学薬品を食べているようなものですよね。
かつて勤務していたハンバーガー店で、揚げ物用に1週間ほど使いつづけていた油は、ショートニングだった。ということは、その店のフライドポテトは、酸化油、トランス脂肪酸、過酸化脂質、アクリルアシドという、ガンリスクの四重奏(カルテット)ということ。
赤坂交差点のマックの店にいつも行列をつくっている人々をみるたびに、どうして、がんリスクを考えないのかと私は不思議に思います。
 ガンは予防が可能だ。予防に勝ものはない。
 ガンは遺伝するとよく言われるが、遺伝性のガンは多くてもせいぜい5%。ガンの家系というより、食事、内容や生活習慣、性格など、ガンを発症する原因を2代あるいは3代にわたって共有してしまった可能性の方が高い。
 ガンにも、治療の必要のないガンもある。むしろガン治療の副作用のほうが怖いことがある。日本でガンになる人の3.2%は、医療機関での検査被曝が原因で発ガンしたと推定されている。
 これを知って、人間ドッグのレントゲン検査は年に2回受けていたのをやめて、年に1回にしました。これでも多すぎるのかもしれません。
 沖縄が日本一の長寿県だったとき、その原因の一つが昆布の摂取量が日本一、全国平均の1.5倍というのがあった。ゴーヤーも島豆腐もオキナワモズクもいい。ところが、オキナワの県民が肉を食べ、ハンバーガーを大量に食べるようになると、オキナワの男性の平均寿命はトップから20位に転落してしまった。
 肉を食べたいのなら、食事全体の5%におさえる。そして、野菜を肉の倍ほど食べること。夜は12時までに寝ること。午前0時から2時までは、リンパ球が一番働く時間帯だ。リンパ球はがん細胞を攻撃してくれる。早い時間に眠っている人はそれだけ免疫力も機能して、ガンの予防につながる。
笑いはガンも抑制する。白血球の中のリンパ球にはがん細胞を攻撃する免疫細胞が存在する。その代表格。αNK細胞は、笑うことによって活性化する。そして、笑う以前に明るく楽しい気分を過ごすのが大切だ。
 無理なく、自然体で、明るく、笑いとともに生きること。肉類より野菜衷心の食生活、そして、夜はなるべく早く眠ること。
なんだか昔ながらの当たり前の健康法ですね。まあ、ガン予防と言っても別に目新しいものがあるのではないということなんでしょうね・・・。
(2012年3月刊。1500円+税)

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