弁護士会の読書

※本欄の記述はあくまで会員の個人的意見です。

2004年9月 1日

日本縦断、徒歩の旅

著者:石川文洋、出版社:岩波新書
 65歳になって、北海道・宗谷岬から沖縄まで、5ヶ月間ひたすらテクテク歩いたという。それだけでもすごいことだ。尊敬してしまう。
 この本を読むと、日本が歩きにくい国であること、「古き良き日本」が変身中であることがよく分かる。しかしまた、日本人の良さが完全に失われてしまったわけでもないことも分かる。
 私にはとても真似してみようという気はないが、江戸時代の日本人には男も女も同じように日本中を歩く人が何人もいたことが判明している。道中日記が残されていて、活字になっている。
 私も日本全国くまなく旅行してみたいとは思っている。まだまだ行っていないところ、行ってみたいところがたくさんあるから・・・。

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