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死都ゴモラ

カテゴリー:未分類

著者:ロベルト・サヴィアーノ、出版社:河出書房新社
 タイトルからは何をテーマとしているのやら想像もつきませんが、イタリアの暴力団のすさまじい実体を潜入ルポ形式で暴いている本です。
 カモーラは、ヨーロッパでもっとも実体をそなえる犯罪組織である。シチリアの各加盟組織は5つの地方を握っている。ンドランゲータは8つの地方を掌握している。
 ナポリだけで、50%の商人がカモーラと関わりをもっていた。
 ディ・ラウロは麻薬取引だけで1日に50万ユーロを稼いでいる。密売にたずさわる者の数は厖大で、数千人に達する。麻薬の輸送には、ごみ運搬用のトラックをつかう。上には廃品やクズ、下には麻薬。ごみを積んで夜間走るトラックなんか誰も検問しない。
 2004年4月。全員が警察の制服を着ている奇襲部隊がホテル4階に潜んでいたカモーラのボスを襲い、ピストルで射殺した。
 12歳から17歳までの少年たちは組織に入るとすぐに、忠実な兵士に仕立てあげられる。その多くは、組員の子どもか兄弟、あるいは何らかの関わりをもつ家の子どもだ。組織にとって重宝なのは、人数が多いこと。少年1人あたりの給与は、地位の低い成人の組員の半分以下ですみ、家族を養う義務はなく、時間の制約もなく、決まった給与も必要とせず、何より好都合なのは、いつでも街頭に出ていられること。仕事は一様ではなく、責任もさまざま。手はじめに、軽い麻薬、ハッシッシの密売をさせる。
 カモーラによる死者は、1979年に100人1989年に228人、1998年に 132人、2004年に142人だった。1979年以来の死者の数は、なんと3600人にのぼる。これはシチリアのマフィアやンドランゲータ、ロシアのマフィアによる殺人よりも、はるかに多い。
 カモーラが丁重に殺そうと思ったら、頭か腹に1発うち込む。車に100発、人体に 40発の銃弾をうちこむときは、地上から相手をきれいさっぱり消し去ろうとする絶対的方法である。カモーラは、長い長い記憶力と無限の忍耐力をもっている。カモーラは、裏切った者を絶対に許さない。無惨な仕方で、それを抹殺する。マフィアは、反政府や反国家的なポーズをとるが、カモーラは利得と金銭のみを追求する。
 組織内の一人の独裁は、決して長くは続かない。もし一人のボスの権力が長く続けば、物価は高騰し、独占が定着し、市場は硬直化し、投資は常に同じ部門に行われ、新分野の開拓が滞り、事業へのブレーキとなる。そこで、一人のボスが権力を握ったそのときから新顔が現れ、自身の力を蓄え、自らその拡大に力を貸した企業のあとがまに座ろうとするだろう。怖いですね。ボスだって、いつまでもボスではありえないというわけです。
 1993年から2006年のあいだ、カモーラのビドニッティ一家は、有毒廃棄物市場に乗り出し、フリーメーソンと盟約を結んでいた。そして、不正規に、しかも有利な価格で有毒廃棄物を横流ししていた。
 これって、怖いイタリアの話であって、日本には関係ないよな。そう思ったあなたは、おめでたい日本人だというほかありません。いま、筑後地方で二大暴力団の対立抗争が起き、何人もの組長・組員が殺されていますが、これも本質的には筑後地方の公共事業の利権(甘い汁)をどちらが握るか、という争いだと私は考えています。いろんな本などで大銀行や超大企業と暴力団の癒着の構造が暴露されています。警察自体もいろんな意味で暴力団とのもちつもたれつ関係にあるという指摘がしばしばなされています。残念ながら、かなりあたっているように思います。日本は、アメリカのようになってはいけないだけでなく、イタリアのようになってもいけないと改めて思いました。
 今、チューリップが7本咲いています。赤いチューリップが1本、あとは黄色いチューリップです。フリンジのついたチューリップや八重咲きのチューリップなど、変わりチューリップもありますが、いろいろ試したあと、昔ながらのチューリップに戻りました。小学1年生のときの教科書に「咲いた、咲いた、チューリップの花が」とありましたよね。あの気分を味わっています。
(2008年1月刊。2200円+税)

リーヴィット

カテゴリー:宇宙

著者:ジョージ・ジョンソン、出版社:WAVE出版
 宇宙を測る方法、というのがサブ・タイトルです。オビには、夜空の彼方にまたたく変光星の輝きから、宇宙の広さを解く鍵を見つけ出した女性。彼女は紡績工場と大差ない時給30セントで働く天文台の一職員だった、と書かれています。
 リーヴィットはハーバード大学の天文台の職員として星の写真乾板を整理しているうちに、変光星を発見したのです。
 リーヴィットの仕事は、星の等級を測定し、記録する天体測光。長時間露出で星を撮影すると、明るい星ほどたくさんの乳剤の粒子に化学変化を起こし、乾板に大きな点となって写る。つまり、大きさが明るさを示す。
 リーヴィットは、変光星を探す調査を受けもった。違う時期に同じ夜空の場所を撮った2枚の乾板を重ねると、変化を起こしている星を見分けることができる。明るさが変わらないと、大きさも変わらないのでぴたり重なり、お互いを消しあって見えない。少しでも明るさが増している星は、点を縁どるリングの形で姿が残る。明るさが増した分だけ点が大きくなるからだ。
 リーヴィットは1904年、時を変えて撮影された小マゼラン星雲の写真乾板を比較して変光星を見つけた。翌年までに25個の変光星を発見した。1908年には、マゼラン星雲の1777個の変光星という論文を発表した。そして、そのなかで、明るい変光星ほど長い変光周期をもつ事実を指摘した。
 これは、変光周期から星の本来の明るさを判断できるということ。そうすると、見かけの明るさと比較して、星までの距離を推定することが可能になる。星の変光周期を測定すれば、その値から絶対等級が分かる。絶対等級が分かれば、見かけの明るさと比べて、星までの距離も分かることになる。空間を進む光は逆2乗の法則にしたがって拡散減少するから、距離の差を2乗すれば、明るさの差が求められる。ほかの条件が同じだとすると、9分の1の明るさの光は、3倍の距離の場所にある。距離の測定結果が得られている近くの星雲を選んで全体を標準光源にし、真の明るさを推定して、遠くの星雲もほぼ同じ光量を放出しているはずだと仮定し、逆2乗の法則で距離の計算を行う。
 距離が遠ければ、赤方偏移は大きくなる。光は、旅する距離が長いほど、エネルギー低下が起きて波長が引き伸ばされ、スペクトルが赤の方向へ偏移は物差しになる。たとえ観測対象がどんなに遠くにあろうと、光さえとどいていれば距離を測れるということだ。
 うーん、ここらあたりは難しすぎて、私にはよく分かりません。
 プリズムをつかえば、地球にいながら、1億5千万キロの距離にある太陽の化学組織を判読できる。
 アンドロメダ銀河は200万年光年の距離にあり、天の川の銀河の2倍の大きさであるらしい。もっとも大きな集団は2000あまりの銀河をもつ乙女座銀河団だ。これら全体で直径2億光年、数千の銀河を有する局部超銀河団を形成している。私たちの天の川銀河はここに属する。銀河は、太陽系から10億光年の範囲に限っても、数千万はあると考えられている。
 赤方偏移を利用して銀河や銀河団の後退速度を測定し、ハッブル定数で割って距離を算出する。視覚で確認されている宇宙は、100億光年の彼方まで広がっている。しかし、1920年代まで、多くの天文学者は、宇宙には天の川銀河だけしかないと考えていた。
 分からないことだらけの本でしたが、宇宙の広大さと、それに人間が挑んでいることを知って、うれしくもなりました。たまに宇宙の本を読んで、気宇壮大になるのもいいことです。いつも、人間のちっぽけで、かつ、大きな悩みにつきあわされている身としては、とくにそう思います。
(2007年11月刊。2400円+税)

軍神

カテゴリー:日本史(戦後)

著者:山室建徳、出版社:中公新書
 日本で軍神と呼ばれる英雄が誕生したのは、日露戦役のあと。日清戦役のときには存在しなかった。
 著者は、ここで戦役という耳慣れない言葉をつかっていますが、それは戦争という言葉は、明治期には俗な表現にすぎなかったからです。そのころは、戦役と呼ぶのが一般的だったのです。へーん、そうだったのですか・・・。
 日露戦役のとき、乃木希典の率いる第三軍が遂行した旅順攻略は、それほど困難な作戦ではないと一般に思われていた。旅順はロシア本国からの補給の道を絶たれているし、その10年前の日清戦役のときには、簡単に攻め落とせたから。
 旅順港の攻防戦で戦死した広瀬少佐(死後、中佐に進級)、中国大陸の遥陽会戦で戦死した橘少佐(同じく、死後に中佐に進級)。海軍の軍神に対抗して、陸軍の軍神が誕生した。しかし、広瀬が戦死した明治37年3月から橘の戦死した8月までのあいだに戦死の意味が大きく変わっていた。広瀬のときには戦死者はそれほど多くはなかったが、5ヶ月後には一度の会戦で5000人をこえる戦死者が出るほどになっていた。
 この2人が日本国民に広く知れわたったのは、国定教科書にのったからである。
 このような広瀬中佐の銅像が明治43年、東京の万世橋に立ち、東京名物の一つとなった。ところが、16年たった昭和2年ころには、この銅像はかえりみられずに悲惨な環境に置かれていた。邪魔者扱いにされたのだ。しかし、さらに満州事変が始まると、一転して英雄をしのぶ場に昇格した。
 このような広瀬中佐の銅像の扱いの落差のひどさは、日本人の熱しやすく、また冷めやすい気質をよく反映しています。
 大正1年(1912年)、明治天皇が死んだとき、乃木希典夫婦が自宅で自死した。このことは世間にすぐさま知れ渡った。これを知った同時代の人間にとっては、とても信じがたい意想外のできごとだった。殉死など遠い昔に廃れたできごとであり、よもや高位高官の中から古式にのっとり切腹する者が出るなど、誰にも想像できない事態だった。
 乃木の自決は、最初から賛美一色で塗りつぶされたのではない。自殺という行為に対する反撥は、それなりの広がりを見せていた。常人離れした乃木の行動に反感をもつ人々も、間違いなくいた。新聞記者たちのホンネでも、乃木に対する崇敬の念などなかった。
 しかし、乃木の自決否認論は世間の支持を受けることができなかった。一般の読者の反撥が強かったので、乃木の死を突き放してとらえる論調は紙面を飾らなかった。
 乃木は自ら死を選ぶことで、キリストや西郷隆盛、楠木正成に匹敵する存在とみなされた。日露戦役において、東郷平八郎は輝かしい心ときめく快勝を象徴する存在だったのに対し、乃木は著しく悲しみにみちた死闘を思い起こさせる存在だった。
 しかし、日清日露の戦役は、日本の強さを世界に示し、日本人の誇りとなった。インテリの一部を中心に反撥する向きがあったとしても、期せずして乃木の死に共感する声が日本全体を包み込んだ。日本社会から湧き上がってきたのは乃木夫妻に対する深い同情と尊敬の念だった。それで、乃木夫妻の葬式には、20万人が参集した。
 日本における軍神の誕生のメカニズムと、それに対する世界各国の反応の違いが総合的に語られていて、大変勉強になりました。
(2007年7月刊。940円+税)

団塊世代の2万2千日

カテゴリー:社会

著者:江波戸哲夫、出版社:リベラルタイム出版社
 団塊世代の私にとっては、なつかしい話のオンパレードです。
 紙芝居なんて言っても、いまの若い人には何のことか分からないでしょうね。もっとも、最近、私の知人でもある政治家(まだ候補者でしかありませんが・・・)は、パワーポイントの映像を電気紙芝居だなんて言っています。
 近くの空き地に紙芝居のおっちゃんが来たとき、親の考えから小づかいをもたされなかった私は、買い食いを許されず、はるか遠くで眺めて指をくわえていたのでした。もちろん、紙芝居のおっちゃんはアメなどを買ってくれる子どもだけを対象にして紙芝居を演じたのです。「黄金バット」など、ハラハラドキドキの冒険物語が語られ、佳境に来たところ、ハイ、このあと次回のお楽しみ、となってしまうのです。よく出来ていました。
 わが家にテレビが登場した日もよく覚えています。それまでは、内風呂があるのに、近くの銭湯に出かけました。銭湯に入らないとテレビを見れないのですから、仕方ありません。大勢の子どもたちで満員盛況でした。「怪傑ハリマオ」とか「月光仮面」に胸おどらせました。
 高校に入り、そして大学では学園紛争の洗礼を受けました。『清冽の炎』(神水理一郎、花伝社)が、1968年の東大闘争を刻明に再現しています。なーるほど、そういうことだったのか、と思う状況の日々が詳細に語られているのですが、そんなことは思い出したくもないという人が意外に多いようで、さっぱり売れていないとのことです。
 でも、自分たちの通り過ぎてきたことを一度はふり返ってもいいんじゃないかしらん、と私は思います。もう、あれから40年たちました。既に現代史のなかに入った出来事なのです。
 この本を手がかりに、団塊世代が自分たちの生きてきた時代を大いに語ってもいいように思います。『清冽の炎』(神水理一郎、花伝社)について、先日、西日本新聞の書評ページに小さく紹介されていましたが、ぜひ、買って読んでみてください。
 庭のチューリップが1本だけ黄色い花を咲かせています。第1号です。これから続々と咲いてくれると思います。
 デパ地下でアスパラガスを買いました。珍しいことに佐賀産のホワイトアスパラガスもありました。アスパラガスを食べると春を実感します。わが家の庭のアスパラガスはまだ芽を出してくれません。
 登山用品店で登山靴を買いました。親切な店員さんから、靴のはき方、歩き方を教えてもらいました。かかとを地面につけてヒモを結ぶ。歩くときは地面に足を押しつけるように歩くということです。春ののやまを歩くのも楽しいですよね。
(2008年2月刊。1800円+税)

不屈

カテゴリー:日本史(戦後)

著者:瀬長亀次郎、出版社:琉球新報社
 こんな凄い政治家がいたのか。米軍統治下の沖縄で、常に大衆の先頭に立ち、平和と民主主義を求め続けたカメジローの闘い。これはオビに書かれた言葉です。本の表紙は、刑務所から出てくるカメジローの写真です。にこやかな笑顔で、右手を高く上げています。いかにも芯の強い人柄がにじみ出ています。この本は、カメジローの獄中日記からなります。
 日本にこんなすごい政治家がいたことを知って、誇らしく、また、うれしく思いました。序文に、琉球新報社の編集局長の次のような文章があります。なるほど、そうだよなと思いましたので、紹介します。
 日本の民主主義が未熟なのは、与えられた民主主義だからだ。こんな指摘がある。でも、沖縄については明確に否定できる。戦後27年間のアメリカ軍統治時代、沖縄では自由も人権も制限されていて、日本国憲法なるものは、はるか彼方の存在だった。そんな状況において、沖縄県民は為政者とたたかいながら、一つ一つ権利を手にしてきた。そのたたかいの先頭に立ったのが瀬長亀次郎だ。カメジローは、権力を恐れず、自らを犠牲にして立ち向かった。そうなんですね。沖縄のたたかいに日本人はもっと学ぶべきですよね。
 1952年4月、琉球政府発足式典で、立法院議員の瀬長は起立せず、USCARに対する宣誓を拒否した。
 沖縄人民党は、綱領の中に共産主義も社会主義もうたっていなかった。しかし、アメリカ軍は人民党を共産主義者の集まりとみた。
 1954年の人民党事件で、カメジローは、奄美出身の活動家をかくまったとして逮捕された。そして、その活動家が釈放されたのに、カメジローは収監されたままだった。
 そして、カメジローが刑務所にいるとき、刑務所で囚人による暴動が発生した。カメジローは、暴動を沈静化させた。受刑者大会では実力行使しないことが確認された。玉砕戦術は身をほろぼし、受刑者を不利にし、全県民の利益にもならないと述べてカメジローは受刑者たちを静かに説得した。
 当時、沖縄刑務所に収容されていたのは850人。女性や少年を加えると、950人で、これは定員(230人)の4倍以上。待遇改善を求めて暴動を起こして刑務所を占拠したのだ。このとき、50人が集団脱走した。結局、囚人側の要求の7割が受け入れられた。
 カメジローは、刑務所の独房で本ばかり読んでいた。法廷でカメジローは、次のように述べた。
 被告人瀬長の口を封ずることはできるかもしれないが、しいたげられた幾万大衆の口を封ずることはできない。瀬長の耳を聾することはできるだろう。しかし、抑圧された大衆の耳を封ずることは不可能である。瀬長の目をつぶすことは可能であろうが、不正と不義の社会の重圧をはねかえそうとして待機している大衆の眼をつき破ることはできない。瀬長を牢屋に叩きこむことは可能であろう。しかし、70万県民を牢屋に収容することは不可能である。
 いやあ、見事な弁論ですね。胸のすく思いです。
 刑務所における生活を単調にするか、内容ある生活をつくり上げていくかは、思想の力である。刑務所でのカメジローの仕事は闘病と独習だった。おかれた環境を十分に生かして人間革命の完成につとめた。獄中日記に出てくる本は80冊にのぼる。
 清潔にして、非衛生的環境を除く努力を集中する。房内において、身体と精神、生命力を維持し、きたえ上げ、みがき、将来のための準備工作をすすめる。カメジローは、自宅でも身のまわりをいつも清潔にし、きちんと整頓しておかなければ気がすまなかった。
 家族からの差し入れられる敷き布団の中に妻の手紙が隠されていた。ええーっ、信じられません。あまり検査しなかったのですね。もちろん、手紙はすべて検閲されていました。家族からの手紙もカメジロー本人には渡されず、沖縄県公文書館に保存されていて、発見された物がある。うむむ、なんということでしょうか。
 カメジローは、獄中で、体重が41キロにまで落ちてしまった。危ないところだったようです。1956年4月、カメジローは、刑務所から釈放された。満期出獄だった。1000人あまりの県民が出迎えたが、一緒に歩くとデモ行進禁止のアメリカ布令に反するので、人々は動かず、そのかわりにカメジローがひとり挨拶しながら閲兵するようにして歩いた。すごいですね。写真もあります。泣けてきます。
 出獄歓迎大会には、1万人をこえる沖縄県民が参加したといいます。
 200冊をこえる日記が残っているそうです。戦後日本の政治で忘れてはいけない出来事です。先日のアメリカ兵による少女強姦事件が、マスコミによる被害者バッシングにより告訴取り下げ、不起訴で終わったことに怒りを覚えます。もういいかげん、日本人も眼を覚ますときではないでしょうか。いつまでたってもアメリカの言いなりでは困ります。
 庭の桜の花が満開です。といってもソメイヨシノではありません。サクランボの桜です。花もピンクではなく、真っ白で、地味です。一気に全開となりました。5月の連休明けころに紅いルビーのようなサクランボをたくさんつけてくれることでしょう。チューリップも、もうすぐ咲きそうです。ヒヤシンス、クロッカスそしてアネモネが咲いています。
(2007年11月刊。1667円+税)

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