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法律実務家のためのインプット・アウトプット術

(霧山昴)

著者 松尾剛行 、 出版 弘文堂

生成AIを使ったら、簡単にか書けるか・・・。

実際には、一部にAIの作成した原文が残るものの、大部分は大幅修正し、結局、自分が初めから書くよりも多くの時間と労力がかかってしまう。

分からないときには、上司や先輩に尋ねるより、先に検索したほうがよい。私の場合、すぐそばにいる弁護士7年目の杉垣弁護士に初歩的なことをふくめて、恥ずかし気もなく聞いて、教えてもらいます。すると、素早く、かつ的確なレスポンスがあります。助かります。

鳥瞰(ちょうかん)と深掘りは相互作用させる。最初に鳥瞰したうえで、深掘りする。そして、そのあと再度鳥瞰する。

弁護士の仕事には「正解のある」ものと「正解のない」ものの2種類があり、「正解のある」仕事はAIにまかせる局面があってもいいが、「正解のない」仕事は人間がAIの支援を受けながら遂行していく。

誰もAIが弁護士にとって代わることはないと考えています。目のまえにいる人の態度、表情をうかがいながら、共感しつつ次善の策をともに考え、妙策をひねり出していくのです。

AIが人間の仕事を奪うことはない。「AI利用のスキルを持つ人間」が「AI利用のスキルを持たない人間」の仕事を奪うだけのこと。

AIは必ず間違える。なので、AIの作成した成果物を確認・検証する能力が必要となる。

AIには「弱点」がある。AIに依存し、考えることをやめてしまうという状況はきわめて憂慮すべき。

講話をするときは、一番調子の平板なものにならないように心がける。途中で自分の失敗事例を話すなどの起伏をつける。最初の数分で、引き続き集中して聞いてもらえるかどうかが決まる。

AI利用が当然になった状況ですが、AIそののみに頼ることなく、自分の個性を押し出しながら、平板ではない話しで聴衆の心をつかむ必要があるということです。言うは易く、行うは難しというところですね・・・。

(2026年2月刊。2420円)

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