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周五郎流

著者:高橋敏夫、出版社:NHK出版
 山本周五郎に読み耽ったのは、司法修習生のころでした。しっとり胸にじーんと沁み入るような江戸の人情話に息をこらして読み耽りました。
 山本周五郎の時代小説のユニークさのひとつに、「死」を言祝(ことほ)がないことがある。リストラから「戦争」体制の整備にいたるまで、「人間」を無視し、「死」を言祝ぐ社会的な力はいま、ますます強くなっている。山本周五郎は、それにあらがった。
 人生は教訓に満ちている。しかし、万人にあてはまる教訓は一つもない。殺すな、盗むなという原則でさえ、絶対ではない(赤ひげ診療譚)。
 30年ぶりに山本周五郎を読み返してみようかな。今、そう考えています。

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