著者:来村多加史、出版社:講談社現代新書
私も万里の長城には2回のぼりました。八達嶺と嘉峪関です。
どうしてこんな長城をつくったのか。本当に役に立ったのか。そんな疑問をずっと抱いていましたが、この本を読んで少し疑問が解消しました。長城には見張り台兼ノロシ台がありました。その構造が図示されています。
もちろん、長城をつくただけで国を守れるわけではありませんでした。内部の支配体制が内紛などでガタガタになっていたら、外敵にかなうわけはないのです。新書版ですから、コンパクトな解説書として、すっと理解できるところがありました。
万里の長城、攻防三千年史
