著者 水口 博也 、 出版 シータス
北アメリカはバハマの海に暮らすイルカの母と娘をとらえた素晴らしい写真集です。
天草に行くとイルカの群れに出会えるようですが、残念ながらまだ行っていません。でも、先日、鹿児島に行ったとき、水族館そばのイルカ運河で豪快なイルカ・ジャンプを目撃することができました。これは、私の個人ブログに写真を紹介していますので、ぜひ、ご覧ください。
イルカって、本当に賢く、また、親子愛の強い、情愛たっぷりの哺乳類なんですよね。
母イルカは、赤ちゃんイルカに向けてピュウピュウと澄んだ声で話しかけ、口やひれの先で赤ちゃんイルカをあやす。
そして、この写真集によってイルカは成長するにつれて、体表面が変化してくることを知りました。身体の表面を見るだけで、およその年齢が分かるのです。
赤ちゃんイルカの腹側は白い。そして、3歳をすぎるころから、おなかに小さな黒いまだら模様が少しずつ浮かびあがりはじめる。さらに成長すると、お腹の黒いまだらが増え、そして黒い背には白いまだら模様が浮かんできて、複雑な模様をつくり出す。
だから、イルカの身体をみると、赤ん坊なのか、子どもなのか、また大人なのかがすぐに見分けられるのです。ちっとも知りませんでした。
海中をのびのびと泳いでいるイルカ、仲間同士で楽しく遊んでいるイルカの写真を見ていると、なんだか気持ちがほんわか、ゆったりした気分になってきます。
とても素晴らしい水中写真をながめていて、うれしい気分に浸ることができました。撮影、お疲れさまです
(2013年5月刊。900円+税)
ノチョとヘイリ
