法律相談センター検索 弁護士検索

「首相官邸前抗議」

著者  ミサオ・レッドウルフ 、 出版  クレヨンハウス
毎週金曜日夜の首相官邸前抗議は今も続いています。私も一度は参加したいと思うのですが、残念ながら、まだそのチャンスに恵まれません。
 夜6時から8時までの2時間の行動です。そのあいだは、チラシ(フライヤー)をまくのも禁止されます。
スピーチは1人1分。反原発・脱原発に関係のないテーマはダメ。政党や団体のアピールもダメ。あくまでコインとしてのアピールのみ。非暴力の直接抗議行動です。
 それは、抗議に参加することへの敷居を下げるため。そのためにすべてを安全にやっていく。
 規模が重要。規模が大きいことが目に見えるようにして、相手にプレッシャーをかける。
300人から始まり、ピーク時には20万人規模となった。それを、マスコミがピーク時に比べてこんなに減ったという記事を書いたりする。
 ネットには一定の効果があるけれど、日本ではまだまだテレビの影響は強い。
警備をする警察官のなかにも、「応援している」という人がいて、警察といっても決して一枚岩ではない。
 著者はイラストレーターです。どうやって食べているのでしょうね。彼女の尽きることのないエネルギーが日本の国を大きく動かしていると感じています。
わずか60頁ほどの薄いブックレットですが、首相官邸米抗議行動の熱気がちょっぴり伝わってきました。
 それにしても、脱原発の声をさらに盛り上げたいものです。「原発輸出」なんて、とんでもありません。
(2013年10月刊。500円+税)

福岡県弁護士会 〒810-0044 福岡市中央区六本松4丁目2番5号 TEL:092-741-6416

Copyright©2011-2025 FukuokakenBengoshikai. All rights reserved.

タイトルとURLをコピーしました