著者:石原伸晃、出版社:平凡社新書
日本の大学を卒業して、外資系銀行のディーラーとして活躍したあと、離婚の試練を経て司法試験に挑戦して合格。ところが、司法修習が終わって、川田悦子議員(無所属)の政策秘書となる。川田議員が落選して今は弁護士。そんな著者の経歴はまさに異色。
政策秘書試験は合格率が4.7%という難関。ところが、合格しても政策秘書になれる人はほとんどいない。大半は、別の審査認定を受ける方法によっている。
著者は秘書が議員へ献金するのを禁止すべきと提言しているが、まったく当然のこと。なぜ議員へ献金なんかするのかと不思議に思うと、実は、議員の集金方法のひとつになっているから。
類書がたくさん出ているなか、無所属議員の秘書から見た国会という点で目新しいところがある。
政策秘書という仕事
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