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読書国民の誕生

著者:永嶺重敏、出版社:日本エディタースクール出版部
 私が電車のなかで本を読むようになってから、もう35年以上たちます。揺れるところで本を読んだら目が悪くなると言われますが、私は今も近視のまま、ちっとも度はすすみません。好きこそモノの上手なれ、と言いますが、好きなことをしていると身体に毒にはならないようです。
 日本に列車(汽車)が走るようになって、駅の売店で新聞や本を売るようになり、列車内に図書室をつくり、貸本システムをつくったということが紹介されています。今は車内販売では週刊誌を売るだけです。キオスクでは新書や文庫本を売っていますし、新幹線の駅構内には新刊本も売っています。
 新聞の普及率は日本はすごく高いと思いますが、ニュースはテレビそしてパソコンで見るだけという人も最近では多いようです。
 明治30年代に鉄道網が整備されてくると、全国の読書人が本を早く購読したいという要求をぶつけてきたことが紹介されています。日本人は昔から世界に冠たる読書好きの民族なのだということがよく分かる本です。

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