著者:大林公子、出版社:集英社新書
団塊の世代の日本人女性のバイタリティーはすごいものです。内乱やクーデターの絶えないアフリカの国々に子どもを連れて(夫とともにですが)出かけるのです。
この本はコートジヴォワールに1年間住んでいたときの滞在日記のようなものです。コートジヴォワールという国は、比較的に国情も安定している国のようですが、それでもクーデターが起こり、部族同士の殺しあいは起きました。宗教や言語などの違いが部族同士の殺しあいにまで発展するようですが、早く安定してほしいと願うばかりです。
日記のような本ですから仕方のないことかもしれませんが、詳しい注釈はあっても、もうひとつ、コートジヴォワールという国がどんな国なのか、よく分からなかったのは残念でした。それでも、そこに住んだ庶民が、日本と同じ善良な人々であることを知って安心もします。ただし、フツーの人々がクーデター騒ぎに便乗し、取りつけ騒動のようなことを起こしてしまうことも知りました。
アフリカの小さな国
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