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アニマル・テクノロジー

著者:佐藤英明、出版社:東京大学出版会
 地球上にウシは13億4000万頭、ブタは9億2000万頭、ヒツジは10億7000万頭、ヤギは7億1000万頭いるそうです。体重と頭数とで掛け算して種の重量を計算すると、1位はウシで、2位はナンキョクオキアミ。そして3位はヒトになるそうです。人類は増えすぎてしまったのかもしれません。
 この本を読んで、いろいろ学びました。人工授精がどのようにやられているのか、とくにオスからの精液の採取の実際を知り、とても勉強になりました。ウシやブタにとっても射精は真剣な行為なので、精液採取は危険をともなうというのです。満足できない射精に終わったり、射精に至らなかったとき、雄は凶暴になります。
 精液は液体窒素のタンクのなかでは20年間も保存できるそうです。宮城県にいた「茂重波(しげしげなみ)」というオスの牛は4万頭の子牛を誕生させたそうで、今も立派な銅像がつくられ、飾られています。うーん。ところで、クローン牛とか羊とか、本当に大丈夫なのかなー・・・。

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