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50歳からが面白い

著者:佐江衆一、出版社:講談社文庫
 気がつけば私も50代半ばとなってしまった。本当に月日のたつのは早いもの。いつまでも若いつもりでいても、身体の方は確実に老化現象が進行している。頭髪に白いものが目立ちはじめたのは40代のころからだ。最近、年齢(とし)をとったと思うのは、食後、よく歯間によくものが詰まるようになったこと。昔は、それほど楊枝をつかっていなかったのに・・・。歯科医によると、年齢(とし)をとると、歯間のすきまがあくようになるからだという。うーん、そうだったのか・・・。
 著者は65歳にしてカナダに1ヶ月の海外留学とホームステイをした。私は40歳のとき、フランスに40日間の外国人向けの集中講座に参加し、学生寮に泊まった。配偶者(つれあい)からは白い目でみられたが、自分としては、それでも行ってよかったと今でも思っている。私のフランス語も、フランスで1人旅できるほどには通じる自信がついた。その後、罪ほろぼしに2度、フランスとスイスに1週間ずつの家族旅行を引率した。
 著者はカナダに行ったとき、一切電話で日本の家族と話をしなかった。すぐ耳もとで日本語をしゃべられては、はるかかなたに来ているという気分が台なしになる。こう書いている。私もまったく同感だ。フランスの40日間、一度も電話をしなかった。その代わり、毎日、絵ハガキを書いた。そして、これをもとに帰ってから旅行記を書きあげた。
 私の同世代、つまり団塊の世代はそろそろ定年退職が迫っている。そうなってから第二の人生を考えるのでは遅い。今のうちに何を楽しみにして生きるか考え、試行的にやってみる必要があると思う。私は、モノカキとして本格的に取りくむつもりだ・・・。

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