(霧山昴)
著者 松田英子(監修) 、 出版 マイクロマガジン
日中にアデノシンという化学物質が脳にたまっていくと、眠くなる。
眠っているあいだに、体の中をメンテナンス(傷ついた細胞を修復)したり、起きているあいだに脳にたまったゴミ(疲労物質)を洗い流している。眠っているあいだも、人間の身体はちゃんと働いているのですね…。 感心、感心。
睡眠には、記憶を定着させる働きがある。新しい知識や技術を身につけるためには、覚えたその日に少なくとも6時間の睡眠が必要。
寝不足が続くと、食欲を増進させるホルモンの分泌量が増えるうえ、食欲を抑えるホルモンは減少する。その結果、食事の量が増え、体重が増加する。
週末に寝溜めすると、月曜日に起きるのが辛くなる。これを社会的時差ボケと呼ぶ。週末に長時間寝たからといって、平日の睡眠不足を解消することはできない。
日本人は世界の国の人々とくらべて、睡眠時間が50分も短い。
何時に寝ても朝の起きる時間は、同じがいい。私は毎朝6時まえには起きています。今は明るいですけど、冬はまだ暗いです。
他人の寝言を聞いても返事してはいけない。それは夢の世界のことなので、返事をすると、寝ている人の脳を刺激して、眠りを邪魔することになってしまうから…。
夢は、自分自身が映画監督になって制作したオリジナルの映画をみているようなもの。つい先日は、亡くなった兄と奥さんが夢の中に出てきて、なつかしく思いました。今でも大学のころの夏合宿の楽しい場面を夢見ることがあり、夢と分かっていても、ほんわかした気分に浸ってしまいます。
ところが、起きたとき、夢はすぐに忘れてしまう。それは、睡眠中は夢を覚えておくためのシステムが働かないから。夢の記憶を固定するための化学物質が不足するので、夢を忘れてしまう。
夢をよくみるのは、繊細で神経質な人、心配性の人が多い。楽天的で、細かいことを気にしない人は、夢をあまりみない。
私は、自称「繊細さが服を着て歩いている人」なんです。ですから、夢をよくみます。
夢によってはそれは、すべて経験にもとづくもの。記憶の中にいる人が複雑にミックスして登場してくる。
最近はあまり怖い夢をみることがなくなりましたが、大学入試や司法試験の会場で難問が解けずに苦しんでいるという夢は何度もみました。自動車免許で不合格になりそうなんて夢をみたことは一度もありません。やっぱり切実さの違いですよね。
夢をみているとき、これは夢だよねと思ってみていることが多いです。これを「明晰(めいせき)夢(む)」と呼びます。
私は夢占いは信じていません。
ぐっすり眠って、朝、すっきりとした目覚めを迎えたいものです。
(2026年7月日、1100円)


