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接客主義

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著者:松尾貴史、出版社:知恵の森文庫
 いろんな接客産業が紹介されています。法律事務所も一つだけ紹介されています。分かりやすいとは決して言えない文章ですが、健康に関するいろんなサービス産業がいかに多いかはよく分かります。足裏マッサージや全身マッサージなどが、いくつも紹介されています。
 私が驚いたのは、故ダイアナ妃も愛用していたという大腸洗浄をしてくれるクリニックが紹介されていることです。えっ、今は、こんなのもあるんだと思いました。便秘に悩む女性に愛用されているようです。

聖徳太子の真実

カテゴリー:未分類

著者:クラウス・レゲヴィー、出版社:現代書館
 聖徳太子は実在していなかった。8世紀のはじめに創造され(でっちあげられ)、100年前の飛鳥時代の人物として美化され(偽造され)たのみだ。
 この本はそう主張しています。読むほどに、そうかもしれない、きっとそうだと思わせる本です。ちなみに、タイ(シャム)の山田長政も実在していなかったそうです。こちらも知りませんでした。
 7世紀まで、日本からの遣唐使は、「倭国使」と表記されていました。8世紀から、「日本国使」となっています。用明、崇峻、推古の3人は天皇ではなく、また大王でもなかった。この時代の実質的な権力者は蘇我馬子だった。彼こそが大王だった。
 こんな刺激的な話が満載の本です。うーん、そうだったのか・・・。何事によらず通説を盲信してはいけない。そう思わされた本でした。

昭和史の決定的瞬間

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著者:坂野潤治、出版社:ちくま新書
 2.26事件がひどく寒い日に起きたことはもちろん知っていました。しかし、同じ年の2月20日、つまり1週間前に総選挙があり、自由主義的な民政党が78議席も増やし(反対に政友会が71議席減)、左派の社会大衆党ほかが17議席も増やしていたことはすっかり忘れていました。しかも、翌年4月30日の総選挙では、左派の社会大衆党はさらに36議席へと躍進していました。民政党は204議席から179議席へと減り、政友会は171議席が175議席に微増です。
 日中戦争が迫りつつあるなかで、戦前の社会主義政党は少数党から躍進を続けていた。日本国民は日中戦争のはじまる直前までデモクラシーを求めていて、左派による政治改革を支持していたとみることができる。著者は、そう強調しています。なるほど、そういう面もあったのかと思い直しました。
 昭和12年1月に宇垣一成に組閣の大命があったのは、二大政党の支持を得た「協力内閣」づくりをめざすだった。しかし、軍部独裁を狙った陸軍はそれを挫折させてしまった。ただし、宇垣の「平和」重視というのは、英米両大国との強調を重視し、それが守られるのなら日本の領土拡張に賛成する、というものではあった。
 なるほど、なるほど。まだまだ知らないことは多い。つくづく、そう思いました。

ペイチェック

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著者:フィリップ・K・ディック、出版社:ハヤカワ文庫
 アメリカ映画『ペイチェック』の原作小説です。映画の方が分かりやすいと思いました。アメリカ映画には現在そして近未来社会の問題状況を映像で分かりやすく伝えるものがあり、いろいろ考えさせられます。
 この『ペイチェック』では、2年間の記憶を消される代わりに高額の報酬を受けとる科学者(技術職)が登場します。たしかに、脳の一部を手術すれば、記憶を消去できるようになるのでしょう。人間の身体を、脳をふくめて改造する技術が、このところ一段と進化しているようです。でも、悪用されてしまったら本当に怖いと思いました。

蟻の革命

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著者:ベルナール・ウェルベル、出版社:角川文庫
 いかにもフランス的な小説だと思いました。高校生たちが自由を求めて校舎にたてこもり、警察隊が包囲していく状況が描かれています。35年前のカルチェ・ラタンそして日本の学園封鎖の状況を思い出させてくれます。もはや日本ならありないけれど、フランスでは今もありうるかもしれない、そんな気がします。
 アリたちに思考があり、人間とも交信できる。そんな状況で物語は進行していきます。800頁もある文庫本ですが、アリの世界そして人間の世界にぐいぐいと引きこまれてしまいます。白アリの祖先はゴキブリで、アリの祖先はスズメバチだそうです。
 ユダヤの書タルムードによると、人は2つの口をもつ。上の口と下の口だ。下の口は性器である。性器によって、人は体の問題を時間の流れの中で解決していく。性、つまり快楽と生殖を通して、人は自由な空間を得る。下の口である性器を通じて、人はこれまでの血統とは別の新たな道をつくることができる。上の口は下の口に影響力をもつ。相手を口説いて性交に誘うには言葉が必要だ。下の口は上の口に影響力をもつ。性を通して人は自分が誰であるかを認識し、言葉を見つける。なるほど、そうだ、と思いました。人間にとっては、下の口も上の口と同じほど重要な意義を有している、つくづくそう思います。自分がだれてあるかは、なかなか分からない難問です。でも、言葉なしに分かりえないことは自明でしょう。ユダヤ教のタルムードって、読んだことはありませんが、どんなことが書かれているのか、はじめて関心を持ちました。

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