著者:阿刀田高
箱をあける瞬間ってわくわく・・例え中身がわかっていたとしても、なんとなく「おぉ〜」って気になる。阿刀田ワールドの素敵な箱に入ったファンタジーです。
2004年10月1日
2004年10月1日
著者:阿刀田高
箱をあける瞬間ってわくわく・・例え中身がわかっていたとしても、なんとなく「おぉ〜」って気になる。阿刀田ワールドの素敵な箱に入ったファンタジーです。
2004年9月1日
著者:小野田襄二、出版社:白順社
反帝・反スターリンとか革共同といっても、今の若者にはチンプンカンプンの言葉だろう。私より10歳年長の著者は革共同の指導部にいて、その後、運動から離れて予備校講師として生きてきたようだ。もちろん、私は面識がない。
新左翼内部の人脈と路線闘争の内情が著者個人の視点で描かれていて、全体像はつかめないものの、その断片は理解できる。福岡では最近まで革労協内部の内ゲバで死者が出たりしていて、「新左翼」と称する古い団体がまだ生存していることに驚かされる。
30年前までの学生運動の内情の一端を証言する本として読んでみた。
2004年9月1日
著者:谷沢永一、出版社:ビジネス社
司馬遼太郎の『坂の上の雲』は文春文庫で8冊になる長編小説。この本は日露戦争について写真とあらすじだけで迫ったもの。実は、秋山好古が大将となったとき、その副官として私の母の異母姉の夫(中村次喜蔵、のちに中将)がつかえたことを知って、さらに親近感を覚えたという私的な事情がある。
秋山好古(よしふる)は、日露戦争のとき、世界最強の騎兵とうたわれていたロシアのコサック騎兵軍団をうち破って高名をはせた。明治20年から5年間フランスに留学して騎兵として学んでいもいる。日本海海戦で東郷平八郎大将の作戦参謀として有名な秋山真之(さねゆき)は好古の実弟。
秋山好古は陸軍大将で退位したあとは故郷の松山に戻って、私立の中学校(今の高校)の校長をつとめた。福沢諭吉を尊敬し、子どもたちも慶応に入れて普通の市民にしたという。
2004年9月1日
著者:ディヴィッド・ローゼンフェルト、出版社:文春文庫
アメリカの法廷ミステリーはなかなか読ませるものが多いのですが、これも面白く読み通しました。ただし、弁護士が書いたものではありません。著者の前職は映画のプロデューサーのようです。
アメリカの支配階級が若いころに過ちをおかしたときにどういう行動をとるのか。
ケネディー一家にもよく似た事件がありました。無実の人間が死刑判決を受け、あと3週間で執行される。それまでに無罪を獲得しようというストーリーです。アメリカの弁護士が使ういろんな手練手管が紹介されています。主人公が浮気をしたり、それが妻にバレたりしながらヨロヨロと展開していく状況が実にアメリカ的です。
ソファーに寝そべりながら読むのに絶好の本です。
2004年9月1日
著者:石川文洋、出版社:岩波新書
65歳になって、北海道・宗谷岬から沖縄まで、5ヶ月間ひたすらテクテク歩いたという。それだけでもすごいことだ。尊敬してしまう。
この本を読むと、日本が歩きにくい国であること、「古き良き日本」が変身中であることがよく分かる。しかしまた、日本人の良さが完全に失われてしまったわけでもないことも分かる。
私にはとても真似してみようという気はないが、江戸時代の日本人には男も女も同じように日本中を歩く人が何人もいたことが判明している。道中日記が残されていて、活字になっている。
私も日本全国くまなく旅行してみたいとは思っている。まだまだ行っていないところ、行ってみたいところがたくさんあるから・・・。