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けっこん、せんか

カテゴリー:未分類

著者:檀ふみ・阿川佐和子、出版社:文芸春秋
 この2人の女性は、ともに有名作家の娘であり、慶応大学卒業であると同時に50歳になろうとする(なった)今も、なぜか独身であるという共通性がある。
 2人とも知的であり、美人である。結婚願望がない(かった)わけでもない。しかし、本人たちが言うように男運には恵まれなかった。『ああ言えばこう食う』『ああ言えばこう嫁行く』『太ったんでないのッ!?』どれも読ませるし、笑わせる。
 女同士の絆はもろい。女友達が長続きしないと言われることを、まんざら的はずれではないと思っている。アガワサワコはこう言う。しかし、なぜかこの2人の女性はお互いを悪しざまに罵倒しあうのに、20年来の友人であり続け、その対談集というか共著が爆発的に売れて、お金を稼げるまでになっている。不思議な女性(ヒト)たちだ。
 女は、男のように、暇さえあれば引き出しのなかから「過去」という思い出を引っ張り出し、ウジウジぐずぐずロマンチックな気分に酔いしれるような動物では決してない。
 うーん、そうなのかー。トホホ、マイッタネ・・・。いつまでもウジウジしている私は泣けてくるばかりだ。オビに恋を語るとあるが、実は、そんなことはない。この本には結婚願望をめぐるバトルはあっても、恋は真面目に語られてなんかいない。家族は語られている。それぞれの父たる有名作家の素顔が描かれ、父と娘の関係は語られている。しかし、敬遠しているのは似ているからで、「結婚」相手も父親に似たような人になりがちだ(なってはいない)という。いつまで続くコンビなのか。おばあさんになっても続くかもしれないなと思わせる序文とあとがきではあった・・・。

フューチャー・イズ・ワイルド

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著者:ドゥーガル・ディクソン、出版社:ダイヤモンド社
 2億年後の地球がどうなっているか、それをビジュアルに示した本です。SF小説ではなく、学者がまじめに研究した成果です。今から2億年後の地球上には、たとえば森林地帯に巨大な陸生イカが暮らしている、というのです。とても信じられません。でも・・・。
 地球上の大量絶滅は、これまで5回起きた。目下、人類は6回目の大量絶滅が起こる原因を積み重ねている。これまでの5回の大量絶滅は気候の変化、火山活動、隕石の衝突などで起きた。しかし、6回目は、環境を破壊しつづけている人類によるものだ。
 この本では、人類は既に絶滅してしまったあとの地球が前提となっています。まず、地球全体が氷河期に入ります。だから寒さに強い動植物のみが生き残って活動します。1億年後には、海水面が上昇し、暖かくなり、海中生物が活躍しています。
 2億年後には、七大大陸が再び一つになって、第二パンゲアが誕生し、中央は広大な砂漠地帯です。このとき、体重8トンの陸生イカも出現するのです。うーん、今の私たちは化石のかけらも残っていないでしょう。だから、検証のしようのない話ではあります・・・。

筑後争乱記

カテゴリー:未分類

著者:河村哲夫、出版社:海鳥社
 筑後の戦国期で活躍した蒲池一族の興亡を中心として、戦国時代の筑後の争乱の過程が詳しく描かれています。蒲池一族は、大分の大友氏に服属しながら、「筑後15城、24頭の旗頭」と称されていました。
 キリスト教に改宗した大友宗麟の島津氏攻撃が惨敗に終わり、大友氏は滅亡するに至った。このとき、蒲池一族も出兵したが、全滅してしまった。
 龍造寺隆信は、蒲池一族を攻めたが、蒲池一族は柳川城にこもって徹底抗戦した。そこで、龍造寺隆信は謀略をつかった。蒲池鎮並の妻が自分の娘であることを利用して安心させ、猿楽一座とともに招待して、旅の途中で抹殺してしまった。
 その龍造寺隆信も、島津氏との島原における沖田畷(なわて)の戦いで、慢心から敗死させられた。やがて天下統一のなした秀吉の大軍が九州全土を席巻するようになり、蒲池一族も辛うじて命運を保つこととなった。
 やはり自分の生まれ育った郷土の歴史も少しは知っておくべきだと痛感しました。自分の住んでいる近くに今山城があったなんて、ちっとも知らなかったものですから・・・。

遺伝子は語る

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著者:村山美穂、出版社:河出書房新社
 小学校からずっと、かけっこで一番ビリの女の子が屋久島でサルを追いかけたという話にまず笑わされました。それでも、著者(40歳の助教授)はサル学を続けます。
 射精に至る交尾数をじっと観察して記録します。交尾は朝に多い。それを2時間交代で観察するのです。高順位ほど明らかに多いことが分かりました。ところが、子どもは、DNAを調べたら、低順位の雄も同じ程度に子どもをつくっていたのです。なんということでしょうか・・・。
 性格と行動を決定する遺伝子の研究もすすんでいます。でも、なんでも遺伝子で決まってしまうものでもないと思うのですが・・・。

日記

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著者:中井貴一、出版社:キネマ旬報社
 私は残念ながら見れませんでしたが、映画『ヘブン・アンド・アース』に日本人俳優としてただひとり出演した中井貴一が中国における3ヶ月間の撮影状況を、日記にもとづいて再現した本です。ひどく悲惨な状況に心から同情しました。
 同じように中国映画『鬼が来た』の撮影日記を書いた香川照之の本『中国魅録』(キネマ旬報社)があります。私は『鬼が来た』の方は映画も見ましたし、映画の製作過程がリアルに再現されていますので、俳優って本当に大変なんだなーと感嘆しながら読みました。この『日記』の方は、映画の製作状況が少しは分かるものの、果たしてどんな映画なのかは、見ていないこともあって分かりにくいのが残念でした。
 それにしても、中国での生活は日本人の想像を絶するところがあるようです。そこで3ヶ月間ひたすら耐えた中井貴一は本当にえらいと感服しました。食べもの、トイレそして枕の話が出てきます。マイ枕を持参して、やっと眠れたとのこと。枕って、やっぱり大切ですよね。並みの精神力では、とてももたない苛酷で酷寒の環境のなか、途中、高倉健の電話で励まされたりして、なんとかやり通した状況は読む人の心をうちます。
 この7月に中国の敦煌あたりに出かける予定ですが、映画の舞台は、さらに奥地です。まさに辺境の地のようです。そんなところで中国語のセリフをしゃべって演じてというのです。弁護士なんて、それに比べると楽なものだと、ついつい反省もさせられました。。

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