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しずり雪

カテゴリー:未分類

著者:安住洋子、出版社:小学館
 感動の時代小説短編集とオビにあります。この本を読みながら、山本周五郎の世界を思いだしました。今から30年前、弁護士になる前の司法修習生のとき、山本周五郎の本をすすめられて一読し、しばらく耽溺しました。実に心が落ち着き、しっとりした世界がそこにあり、みるみるうちに引きずりこまれてしまいました。
 山本周五郎に比べるとやや物足りない感じもしないでもない本でしたが、しっとりした情感を漂わせて、時代小説に読みふける楽しさを久しぶりに感じさせてくれました。

文学賞メッタ斬り

カテゴリー:未分類

著者:大森望、出版社:パルコ出版
 正直いって、私は賞を狙っています。実は、今まで何回も出品しました。残念なことに一度も入選していません。いえ、佳作みたいになって、出版しませんかという誘いを受けたことはありました。もちろん、すぐに誘いに乗りました。出版社の商魂に乗せられたわけですが、それでもいいのです。この本は、芥川賞、直木賞その他もろもろの文学賞全部の内幕を暴露しています。
 宮城谷昌光は私の愛好する歴史小説の書き手ですが、選者となって、次のように評しています。
 はじめて選考会に出席してみて、具眼の選者の末席に雙眼をすえたというおもいがした。
 さすがに漢文を得意とするだけあって、難しい日本語です。
 石原慎太郎都知事が今も選者となっているそうです。たまりませんね・・・。
 閉塞とか日本社会の衰退とかを文学と重ねるとこ。エラソーな、ごタイソウーなことを言って候補作を否定していく御仁(ごじん)。
 選者としての高樹のぶ子についても否定的に紹介されています。
 全否定だが、多数決に従う。心地よくない。ともかく私は反対した。これじゃあ、まるでPTAのおばちゃんみたい。そもそも小説家として、そんなにすごい人なのか・・・?
 それはともかくとして、この本を読んで、私の畢生の夢であるナントカ賞受賞の可能性がずい分と遠ざかってしまった気がしてしまったのは本当です。トホホ・・・。

インドのソフトウェア産業

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著者:小嶋眞、出版社:東洋経済新報社
 いま日本のIT技術者は30万人が不足していて、来年になると40万人から50万人が不足する見込みです。ところが、日本では工学部レベルの基礎的な学習基盤が十分でなく、ITスペシャリストやプロジェクト・マネージャーなどの高度な人材の不足がとくに深刻です。その原因は、学生のときにコンピューター工学やシステム工業を専門に学んだ人材が意外に少ないことにあります。
 ところが、インドでは理工系学生が毎年77万人も卒業するうえ、たとえばインド工科大学(IIT)には1学年2500人の定員に10数万人の受験者があり、競争倍率は50倍以上。しかも、試験は英語です。そこでインドでは、毎年、英語力をもつIT技術者が12万人ずつうまれています。アメリカにインド人IT技術者が大量に進出していますから、日本もインド人IT技術者の大量活用を考えるしかないようです。
 インド人は抽象的な思索に卓越した能力をもつ民族と言われています。インドの全人口の35%が今も非識字者というほどの高率なのですが、大学生の数ではアメリカに次いで世界第2位というのがインドなのです。IT世界におけるインドの実力を垣間見た思いがしました。

大阪で闘った朝鮮戦争

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著者:西村秀樹、出版社:岩波書店
 1950年6月、朝鮮戦争が勃発した。最近の韓国映画『ブラザーフッド』がその実情をまざまざと描き出している。日本は、この朝鮮戦争といかに関わったのか。まずなにより、この戦争のおかげで日本経済はたちまち復興したということだ。戦後日本が今日あるのも朝鮮半島の何百万人もの死傷者のおかげだということを自覚しなければいけない。それだけでなく、日本人も朝鮮戦争に従軍し、何人もの戦死者を出した。経済復興といっても単に普通の経済活動が活発化したということではない。武器や砲弾の大量生産と輸出によって日本経済は復興した。
 この朝鮮戦争に対してアメリカ軍の日本からの出兵に反対する闘争が組織されて起こったのが大阪の吹田・枚方事件(1952年)である。
 この本は、これらの事件の真相を関係者にたずね歩いて判明した事実をまとめたもの。朝鮮戦争が日本人にとっても決して他人事(ひとごと)ではないことを発掘したものとして貴重な記録だ。

合衆国海軍兵学校

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著者:サンドラ・トラヴィス・ビルダール、出版社:かや書房
 アナポリスの一日というサブ・タイトルのとおり、写真を通じて、ある日の一日の様子が紹介されています。
 卒業生のなかの有名人としては、ジミー・カーター元大統領、ニミッツ元帥、アメリカ初の宇宙飛行をしたアラン・シェパード中佐、アポロ13号のジム・ラベル船長などがいます。日本人も10人ほどの卒業生がいるようです。1学年1500人で、2ヶ月間の入校訓練で100人が去り、4年後の卒業時には1000人になるといいます。
 アメリカの海軍将校を養成する過程のイメージがつかめる写真集です。

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