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1421

カテゴリー:未分類

著者:ギャヴィン・メンジーズ、出版社:ソニー・マガジンズ
 1421年3月3日。明の永楽帝は鄭和を司令官として、各国の使節を送り返す役目も担う大艦隊を送り出した。100隻、乗組員2万7000人。宝船は長さ140メートル、幅58メートル。宝船1隻で2000トンの積荷を運び、マラッカへ5週間、ペルシャ湾のホルムズへ12週間で着いた。
  中国人は壊血病の危険と予防法も知っていた。ライム、レモン、みかん、ザボン、ココヤシがたっぷり積みこまれ、桶のなかでは1年中もやしを栽培していた。
  この本で、著者は、この中国艦隊が南アフリカもオーストラリアも、カリブ海も、そして北アメリカ大陸にも上陸していたと主張しています。DNAを含めて、証拠はたくさん残っているというのです。なるほど、コロンブスの「発見」より中国人の方が早かったかもしれないな。私も、そう思いました。ポルトガルの前に、中国人が海外で大活躍していたことは争いのない事実なのですから・・・。

アメリカ時代の終わり

カテゴリー:未分類

上・著者:チャールズ・カプチャン、出版社:NHKブックス
 今日の世界とローマ帝国末期の世界には驚くべき類似点がある。当時のローマと同様、現在のアメリカは卓越した存在であるが、帝国の中心からパワーと影響力が徐々に拡散するのを目の当たりにするにつれ、覇権の負担に疲れを感じはじめている。
  現在、インターネットにアクセスできるのは世界人口の6%にすぎず、そのほとんどが北アメリカとヨーロッパに暮らしている。持てるものと持たざるものの格差は日に日に広がっている。金持ち国に住む世界人口の5分の1と、最貧国の5分の1の人々との収入格差は1960年の30対1から、1997年には74対1になった。世界人口の5分の4は、世界の収入の5分の1しか得られない国に住んでいる。
  アメリカの一極時代は、あと10年ともたないだろう。ブッシュ大統領は、一般的にリベラル国際主義に熱心でない南西部の有権者に支持を訴えている。彼自身がこの地域の出身であり、大統領になる前は、外国の出来事にほとんど関心を示していなかった。孤立主義と単独行動主義は、実際には、コインの表と裏である。アメリカは、できる限り国際的な関与を避けるべきだが、関与するときには、アメリカの自主性が守られるようなやり方で行うべきである。こう考えているのだ。
  いろいろアメリカについて深く考えさせられる本でした。

読む。書く。護る。憲法前文のつくり方

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著者:大塚英志、出版社:角川書店
  中学生と高校生141人が、自分の言葉で憲法前文を語っています。ええっー、こんなこと中学生が考えているんだ・・・。正直言って、ホント、私はおどろきました。
  1945年8月15日、日本は敗戦。たった1年2ヶ月で憲法が定められた。当時の日本の最高の理性と知能のチームがその作業にとりかかってもなお、どこかに国体護持の意識が働いていた。ここに、それまでの日本国憲法が受けてきた教育から生じる限界性があった。その限界を感じた占領軍から修正が示された。そうして成立したのが現行憲法だ。
  次は高校1年生です。
  肉眼で見たらキレイな日本。双眼鏡で見たらちょっと気になる日本。顕微鏡で見たらドロドロの日本。気持ちは最悪。
  うーん、なるほど、そうだよなー・・・。考えてみたら、気持ち悪くなる軽薄すぎる日本のテレビとマスコミ・・・。ひどいものですよね。
  武器を捨てろ。拘束を解け。
  ひとになる時。今、この瞬間。
  偽善ではない、自由と正義の名の下に。
  最後に、名古屋の市民グループが提訴した「自衛隊のイラク派兵差し止め」裁判の訴状が紹介されています。ですます調のとても分かりやすい内容です。
  自衛隊は武力であっても、交戦権が禁じられているから戦力ではない。他国へ出かけていってアメリカの下で戦争をするという戦力でもない。その意味で、自衛隊は軍隊ではない。今度のイラク派兵で初めて戦力となり、軍隊になろうとしている。憲法9条が今まさに真正面から踏みにじられようとしている。今このときこそ、国民は裁判を起こすべきではないか。
  先日、若手の政治学者の講演を聞いて、なるほどと思いました。福岡でも、イラクへの自衛隊派兵反対(撤兵要求)の裁判が必要ではないか。そう思いました。

枕草子REMIX

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著者:酒井順子、出版社:新潮社
 清少納言の『枕草子』は、もちろん大学受験時代に読みました。古文は好きでしたし、得意科目でもありましたので、高校の図書館で古典文学大系を借り、原典で読んだ覚えがあります。でも、この本を読んで、そんなことが書いてあったのかと再認識させられました。他人(ひと)の悪口を言ったり、品定めをしたり、のぞき見を楽しんだり、まるで当今の女子高校生と同じようなことをしていたんじゃないか。著者はそう言うのです。
  ええっー、そんなことあり、かなあと思うのですが、どうも、あり、のようです。
  説教の講師は、顔がいい人に限る。講師の顔をじっと見つめるからこそ、言っていることの尊さも感じられる。説教の講師は、顔よき。講師の顔をつと見守らへたるこそ、その説く言(こと)の尊さも、おぼゆれ。
  昔、カメラのない時代です。和歌は写真みたいなもの。著者はそのように指摘しています。なるほど、そうなのかー・・・。でも、和歌って、そんなにイメージをわかせるものかしらん・・・。うーん、よく分かりません。
  しばし、平安時代の雰囲気に浸ることのできる本でした。受験勉強で出会ったときの清少納言のイメージが、少しばかり変わりました。

風雲・祖谷のかずら橋

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著者:原田一美、出版社:国土社
 徳島の山奥にある橋の由来を物語るお話です。
  祖谷(いや)では、時の権力者に反抗した一揆や戦いがしばしば起こりました。木地師と呼ばれる山の民もいて、平地に住む里の民との抗争もあったようです。領主・蜂須賀家政と全村あげての戦いに立ちあがっていく様子が、子どもの目を通して語られています。
  かずら橋をぜひこの目で見てみたいと思い、5月末に出かけました。なるほど、徳島市から吉野川をのぼりつめた上流にある秘境の地でした。園尾隆司裁判官(最高裁民事局長)の出身地だということも知りました。ところが、秘境の地がテーマパークに大変身する大がかりな工事が進行中でした。ええーっ、これでは秘境の地ではなくなってしまうよ。そりゃあ卑怯だ(!)と叫んでしまいました(お粗末さま)。

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