法律相談センター検索 弁護士検索
アーカイブ

写説・坂の上の雲

カテゴリー:未分類

著者:谷沢永一、出版社:ビジネス社
 司馬遼太郎の『坂の上の雲』は文春文庫で8冊になる長編小説。この本は日露戦争について写真とあらすじだけで迫ったもの。実は、秋山好古が大将となったとき、その副官として私の母の異母姉の夫(中村次喜蔵、のちに中将)がつかえたことを知って、さらに親近感を覚えたという私的な事情がある。
 秋山好古(よしふる)は、日露戦争のとき、世界最強の騎兵とうたわれていたロシアのコサック騎兵軍団をうち破って高名をはせた。明治20年から5年間フランスに留学して騎兵として学んでいもいる。日本海海戦で東郷平八郎大将の作戦参謀として有名な秋山真之(さねゆき)は好古の実弟。
 秋山好古は陸軍大将で退位したあとは故郷の松山に戻って、私立の中学校(今の高校)の校長をつとめた。福沢諭吉を尊敬し、子どもたちも慶応に入れて普通の市民にしたという。

弁護士は奇策で勝負する

カテゴリー:未分類

著者:ディヴィッド・ローゼンフェルト、出版社:文春文庫
 アメリカの法廷ミステリーはなかなか読ませるものが多いのですが、これも面白く読み通しました。ただし、弁護士が書いたものではありません。著者の前職は映画のプロデューサーのようです。
 アメリカの支配階級が若いころに過ちをおかしたときにどういう行動をとるのか。
 ケネディー一家にもよく似た事件がありました。無実の人間が死刑判決を受け、あと3週間で執行される。それまでに無罪を獲得しようというストーリーです。アメリカの弁護士が使ういろんな手練手管が紹介されています。主人公が浮気をしたり、それが妻にバレたりしながらヨロヨロと展開していく状況が実にアメリカ的です。
 ソファーに寝そべりながら読むのに絶好の本です。

日本縦断、徒歩の旅

カテゴリー:未分類

著者:石川文洋、出版社:岩波新書
 65歳になって、北海道・宗谷岬から沖縄まで、5ヶ月間ひたすらテクテク歩いたという。それだけでもすごいことだ。尊敬してしまう。
 この本を読むと、日本が歩きにくい国であること、「古き良き日本」が変身中であることがよく分かる。しかしまた、日本人の良さが完全に失われてしまったわけでもないことも分かる。
 私にはとても真似してみようという気はないが、江戸時代の日本人には男も女も同じように日本中を歩く人が何人もいたことが判明している。道中日記が残されていて、活字になっている。
 私も日本全国くまなく旅行してみたいとは思っている。まだまだ行っていないところ、行ってみたいところがたくさんあるから・・・。

ロシアは今日も荒れ模様

カテゴリー:未分類

著者:米原万里、出版社:講談社文庫
 この10年間にロシア人の平均寿命は5歳も縮まり、57歳となった。いま16歳の青年のうち60歳まで生きながらえるのは、100人のうち、わずか半分の54人という。驚くべき数字だ。というのも、ロシア人の平均飲酒量は、この5年間でWHOの定める限度8リットルをはるかに上まわる年間13リットルになっているから。
 ゴルバチョフはアルコールを節制しようと理性的な呼びかけをしてロシア人の反感を買ってしまった。しかもゴルバチョフは、一度もロシア人の普通選挙の試練を経ていないという弱点があった。
 エリツィンの風見鶏みたいな弱点も大胆に紹介するロシア語通訳の女傑による本です。いえ、これは決して嫌味ではありません。私は、とてもかなわない女性だと、心の底から尊敬しているのです。

新撰組実録

カテゴリー:未分類

著者:相川司、出版社:ちくま新書
 新撰組のユニホームは浅黄色のダンダラ羽織だった。これは忠臣蔵の義士が討入りのときに着用した装束だった。浅黄という色はライトブルーに近い色で、本来なら羽織なんかに使わない。江戸川柳では、浅黄裏は田舎武士を嘲笑しているように、ヤボの代名詞だった。赤穂義士たちが切腹にのぞんで着用した死装束は、浅黄の小袖に浅黄の袴、浅黄の裃と、すべて浅黄色だった。これは切腹裃とよばれるものだった。
 時代の流れをしっかり認識するにはやや物足りませんが、新撰組の実情の一端は分かります。

福岡県弁護士会 〒810-0044 福岡市中央区六本松4丁目2番5号 TEL:092-741-6416

Copyright©2011-2025 FukuokakenBengoshikai. All rights reserved.