著者:横山秀夫、出版社:光文社
検死官シリーズ。著者は睡眠時間3時間で小説を書いているそうです。一度、倒れたこともあります。まさに命を削って小説を書いているのではないかと心配してしまいます。
この本でも、新聞記者としての取材体験を生かして、警察署のなかの人間関係の描き方が真に迫っています。いかにもありそうな設定です。そして、殺人事件が起き、ベテラン検死官の鋭い指摘に、ウーン・・・と唸ってしまいます。
推理小説なので、これ以上アラスジは紹介できません。小気味のよい謎解きが続く短編を寄せ集めた小説です。
臨場
