著者:ケン・グリムウッド、出版社:新潮文庫
人生を何度でもやり直すことができたらどうなるか・・・。
43歳のときに死亡した(はず)。ところが、気が付くと、18歳の学生になっている。頭のなかの記憶と知識はもとのまま。ということは将来が「予見」できる。株式の上下、競馬のあたり馬券、みんな「予想」は適中し、大金持ちになる。ええーっ、そんなウマイ話があるものか・・・。ところが、またもや死亡する。そして、そのあと、どうなるか? まったくありそうもないことを、ありそうに思わせるのは、作家の筆力です。その筆力のなさを嘆いている私は、いまも悶々としています・・・。
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