著者:藤原帰一、出版社:ロッキングオン
新進気鋭の東大法学部教授のトーク本です。なかなか含蓄深い本でした。
正義のための戦争は、欲得づくの戦争よりも、もっと苛酷で悲惨なものになる。宗教と戦争が結びつくと、戦争がどうしようもなく悲惨なものになる。
日本人のイラク戦争への反応で一番びっくりしたのは、ただの無関心だった。日本に住むかぎり死ぬことはないから・・・。
いまの国際社会では、デモクラシーではない政府は政府の資格がないというのが当然の前提とされている。これはアメリカの政策の結果では決してない。
日本のこと、世界のことを改めて考えさせる本でした。
正しい戦争は本当にあるのか
