著者:鷲尾賢也、出版社:トランスビュー
講談社現代新書の編集長をつとめた著者が編集とは何かを語った本です。モノカキ兼編集のプロを自称する私にとっても大変勉強になったことをまずもって告白しておきます。
1970年ころ、出版産業はパチンコ業界と肩を並べていたそうです(ホンマかいな・・・?)。でも、今やパチンコ産業は17兆円(20兆円とも)。ところが、出版産業は、せいぜいその1割の2兆円でしかありません。
本が読まれなくなりました。インターネットのせいとばかりは言えないと思いますし、インターネットが読書に代わるものとも私は考えていません。
編集者は、人間が好きでないとやっていけない。少年の夢に似た憧れを抱きつづけられる持続力も求められる。あらゆることを面白がれる旺盛な好奇心の持ち主でないといけない。アンテナが四方に感応することが肝要だ。
具体的な編集技術のノウハウまで公開された本です。大変勉強になりました。
編集とは、どんな仕事なのか
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