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3万冊の本を救ったアリーヤさんの大作戦

著者  マーク・アラン・スタマティー 、 出版  国書刊行会
アメリカのイラク侵攻戦争は、その初めからインチキでしたよね。大量破壊兵器をイラクのサダム・フセイン政権が隠し持っているというのが侵攻戦争の大義名分でした。しかし、どこにも、そんなものはありませんでした。初めから嘘っぱちだったのです。
 それでも、アメリカ軍はイラクに侵攻し、日本もそれを支えました。膨大なお金をアメリカ軍に投じただけではなく、自衛隊はアメリカ軍将兵の運送事業に従事したのです。兵站(へいたん)は、戦争参加の重要な一環です。
ですから、名古屋高裁判決が日本政府のイラク派兵を憲法に違反していると明確に判断したのは画期的なことですが、当然でした。
この本は、イラク戦争のとき、アメリカ軍と一緒にイギリス軍が侵攻してきたバスラの図書館から、3万冊の本を運び出して、戦火にあうのを免れたという実話をマンガで紹介しています。
マンガでイラク戦争の一局面を知ることが出来ました。このマンガを描いたのは、アメリカ人です。政治風刺画やマンガをよく描いているそうです。
 マンガによってイラク戦争の真実を知ることができました。
(2012年12月刊。1400円+税)

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