著者:東野圭吾、出版社:講談社
 知人のNAOMIさんが絶賛していたので、早速読んでみた。うまい。さすがにぐいぐい引きこまれていく。いつまでもおとなになりきれない青年の気持ちがよく描かれている。そこへ身内と自称する変な青年が登場して、つきまとう。いったい何のために・・・。青年はふられた彼女の行方を追ううちに事件に巻きこまれていく。変な青年もついてきて、しきりにアドバイスというか指示を与える。いったい、どういうつもりなんだ。でも、何かひかれるものがあり、その言いなりに動かざるをえない。
 おとなになりきれない、なりたくない青年の揺れ動く気持ちをバックに事件が展開し、意外な結末を迎える。オビには時を超えた奇蹟の物語とある。まさにそのとおりだった。
トキオ
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