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植物のこころ

著者:塚谷裕一、出版社:岩波書店
 この夏にわが家の庭にはランタナという可憐な花を咲かせる低木を買って植えました。花の色が薄いクリーム色から濃い紅色に変わっていく、アジサイの花を小さくしたような花です。なぜ花の色が変わっていくのか。それは虫をたくさん呼び集めたいので、古い花も看板として残しておくけれど、ぜひ虫に来てほしい花は虫が近づいたときに区別できるようにはしておくために、咲きすすむにつれて花の色を変えるというのです。なーるほど、すごいなと感心しました。植物には心も感情もありません。だから、音楽を聴かせたり、手で触っても分かるはずはない。しかし、植物は明らかに生きているし、進化している。それをこの本は解き明かしています。
 私も日曜日ごとに花を眺め、土いじりをしていますが、なんとなく「植物のこころ」が分かりかけてきました。

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