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宇宙飛行

著者   若田 光一 、 出版   日本実業出版社
 写真もたくさんあって、宇宙ステーションに乗った宇宙飛行士の実際がよく分かる楽しい本です。
 著者は、もう3回も宇宙飛行しているのですね。そして、これから4回目にチャレンジするというのです。すごいですね。そのがんばりを見習いたいものです。
宇宙とは、人間にとって、まだまだ分からないことがたくさんある時空の広がり。
 国際宇宙ステーションの窓から宇宙を眺めると、そこには未知の世界が広がっていることを実感する。国際宇宙ステーションは、地上から高度400キロの軌道上で飛行する。日光があたると120度、あたらないときにはマイナス150度になる。気圧は、10億分の1、ほぼ真空に近い。太陽は、強く突き刺すような白い光を放って見える。
 宇宙にある銀河の数は1000億個。人間の脳の中にあるニューロンの数も1000億個。不思議な偶然で一致する。
宇宙飛行士になるには身長158センチ以上190センチ以下。この点は、私は何とか大丈夫のようです。
水着そして着衣で75メートルを泳げ、10分間の立ち泳ぎが出来ることも条件です。珍しい条件ですが、これも私はなんとかクリアーできそうです。
 しかし、語学がダメです。英語、そしてロシア語が自由自在でないとコミュニケーションがとれません。著者は英語で苦労したようです。
宇宙飛行士に求められるのは、確実な状況判断能力と適切な行動力。もちろん、協調性も大切である。そして、何より宇宙へいきたいという情熱がなければいけない。
 アメリカの宇宙飛行士の61人のうち、女性が11人いる。船長にも女性2人になった。
 スペースシャトルの打ち上げは135回、のべ355人が搭乗した。
 アメリカのスペースシャトルを1回打ち上げると500億円かかる。ロシアのソユーズは150億円ですむ。
国際宇宙ステーションは時速2万8000キロ。1日で地球を16周する。90分ごとに、日の出、日の入りがやってくる。
 尿を飲料できる水にかえるのに150億円かけた。酸素は水からつくる。
 船長にまでなった著者は、とてもおおらかな性格なのだろうと推察します。引き続き、無理なくがんばってくださいね。
(2011年10月刊。1500円+税)

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