著者:中沢弘基、出版社:新日本出版社
石油は古代の生物の遺骸が地中深くに堆積したものという説は間違っているという本を読んだことがあります。地球の地下深いところではさまざまな化学反応がすすんでいると思いました。
私が弁護士になった30年ほど前は、まだヴェーゲナーの大陸移動説は有力になっていましたが、とんでもないと批判する学者が何人もいました。でも、今や地球上にある大陸が移動したというのは通説です。だけど、大陸が動くなんて、考えてみたら、すごいことですよね。なにしろ、この不動の大地が実は浮きつ、沈みつしているというのですからね。地球内のマントルの流れに乗って浮き沈みがあるわけです。
地球上の最古の生物化石は固いところでは19億年前、状況証拠からすると27億年前のもの。よくぞ、そんなことが分かりますね。学者って、すごいですよね。
生命は海洋ではなく、地球の内部で発生した。生命は地下で発生して、海洋に出て適応放散した。これが著者の考えです。なるほど、と思わせる記述がありますが、よく分からないところでも多く、これ以上はここに紹介できません。
生命の起源、地球が書いたシナリオ
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