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肉弾

著者:櫻井忠温、出版社:明元社
 1904年(ひとつくれよと露にゲンコと覚えました。絶対に忘れられません)の日露戦争から100年がたち、その記念出版として、明治39年に出版されてベストセラーとなった戦記を復刊した本です。
 日本軍が旅順の周辺に難攻不落の要塞をかまえていたロシア軍に果敢に攻めこんでいきますが、日本軍にないロシアの最新式機関砲にバタバタと日本兵がなぎ倒されていく悲惨な様子が描かれています。士気高揚の戦記文学といっても、戦場の悲惨がかなり描かれているところに特徴があります。木口小平は死んでもラッパを離しませんでした、というだけではありません。どんなに肉弾を費やしても、ロシア軍の堅牢無比を誇る敵塁に対しては効果を奏せないで終わったのです。また、ロシア軍の兵士が頑強に敢然として戦い、日本軍にしぶとく抵抗したことも紹介されています。
 このところ母の伝記を調べている関係もあって、日露戦争について調べているのです。

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