著者:松田忠徳、出版社:熊日出版
黒川温泉は今や日本一有名な温泉です。湯布院をしのぎます。なぜ、そうなったのか、温泉教授が地元旅館の経営者と対談しながら解明しています。
雑木を植えて、昔ながらのひなびた温泉街とした。ツァー客や団体客に頼らなかった。いろんな工夫が紹介されています。温泉にはシャワーも石けんもない。心を清める場だから・・・。残念なことに、私は黒川温泉に行った記憶がありません。
湯布院温泉の方は何度も行ったことがあります。車が多いのが難点ですが、しっとり落ち着いた町です。でも、ここも最近はリゾートマンションが続々建っています。高層ビルは似つかわしくありません。また、湯布院町が町村合併でなくなりそうなのも心配です。
スイスのツェルマットは小さな山あいの町です。そこにはマイカーの乗り入れは禁止されています。電気自動車のみです。湯布院もそれくらい徹底的に規制したらもっと良くなると思うのですが、現実には逆行している気がして心配です。
黒川と湯布院
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