著者:小倉紀蔵、出版社:ポプラ社
「冬のソナタ」がなぜ、こんなにも日本の女性(とくに中年以上の女性)にもてはやされるのか、独自の鋭い視点で分析しています。「冬のソナタ」は、韓国のドラマのなかでも極端に韓国性を希薄化した作品だ。監督自身も、韓国のドラマの類型からははずれた作品だと自認している。
韓国の男性は全員マザコンだ。母親を尊重しない男性は若い女性から嫌われ、結婚の対象としてもらえない。えーっ、これって日本と違いますよね・・・。
現実の韓国は、ドロドロした欲望のうずまく弱肉強食の世界であり、道徳的な社会では全然ない。しかし、韓国社会は道徳志向的な社会なのである。韓国では招き猫は、もっとも招かれざるおみやげだ。韓国人は猫が嫌いなうえに、伝統的に人形も嫌いだから。猫は自分勝手で人の言うとおりにならず、自分の世界を守るから、韓国人は猫が嫌いなのだ。
なるほど、なるほどと何度も思わず手をうちながら読んでしまいました。
韓国ドラマ、愛の方程式
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