著者:ボブ・ウッドワード、出版社:日本経済新聞社
マイケル・ムーア監督の映画『華氏9.11』を見ました。圧巻だったのは、9.11直後、小学校の教室にいるブッシュのいかにも間抜けな表情です。知性のかけらもうかがえません。ブッシュが自分と自分につらなる一族そして取り巻きの上流社会の利益しか考えていないことがよく分かる衝撃的な映画でした。小泉首相は、あんなプロパガンダ映画は見る必要ないと語ったようですが、顔を洗ってじっくり見てほしいと思いました。
ブッシュのイラク戦争というサブタイトルのついた本です。ホワイトハウス内のさまざまな人間模様が描かれ、イラク戦争へアメリカがつきすすんでいく過程が刻明に描かれています。イラク内にアメリカ(CIA)が雇ったスパイがいて、フセインの居住を通報してくると、直ちにトマホークを出動させるという場面が出てきます。フセイン政権が内部崩壊していた証明でもある気がします。ブッシュとパウエルの矛盾もあったようですが、ともかく戦争へやみくもにつっ走っていくブッシュと軍部の怖さを実感しました。
映画館が久しぶりに満席でした。日本人もまだ捨てたものではないなと思いました。
攻撃計画
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