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警察幹部を逮捕せよ

著者:大谷昭宏、出版社:旬報社
 警察の裏金づくりは犯罪ではないのか。単に返金すればすむというものではないはずだ。しかし、警察本人が動かないのは当然(?)としても、検察庁は見知らぬフリをしているし、マスコミもまったく及び腰だ。報道はするものの、問題の本質をついたキャンペーンをはるなど考えられもしない。
 その点、北海道新聞は少し違うようだ。警察からの妨害にもめげずにキャンペーンをはったという。しかし、まだ今ひとつ追及しきれない。歯がゆいばかりだ。
 国松警察庁長官(当時)が狙撃されたときに住んでいたマンションはかなりの高級マンションだった(らしい)。長官の名目上の給料では手が届かないはずだと指摘されている。県警本部を2つほど歴任すると、餞別金だけで億に近い数千万円になると言われている。そんな裏金の仕組みを黙って許しておいていいはずがない。
 我々はもっと税金の使い道に目を光らせ、不正に対して怒らなければならないと思う。

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