著者:幸田真音、出版社:新潮社
 外資系会社で債券ディーラーなどで活躍したあと、作家に華麗なる転身を遂げた50代初めの女性が、今度は時代小説に挑戦しました。近江商人が湖東焼という染付磁器に手を出し、彦根藩主・井伊直弼も巻きこんで事業を展開していくというストーリーです。歴史の真実は知りませんが、商売の基本もおさえていて、いろいろ学ばされる本です。
 なにより、現代ビジネスの最先端を走ってきた女性が、しっとりとした江戸情緒を見事に描き出しているのに感嘆してしまいました。
藍色のベンチャー
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