著者:吉田猫次郎、出版社:朝日新聞社
天下の朝日新聞が出した本ですから、大変な信用度があります。私がちょこっと自費出版で出したような本とは信用度のランクがまるで違います(悔しいことに・・・トホホ)。自分の倒産、借金整理の体験をもとにした本ですから、借金をかかえた人が解決法を探るうえで役に立つことは間違いありません。
弁護士に依頼して債務整理をしても借金依存症は治癒しないだろう。もがき、苦しんではいあがって、初めて借金依存症という病気からは抜け出せるものだ。そのとおりだと弁護士である私は思います。借金癖は病気みたいなものなので甘やかして返済を肩代わりすると、絶対にまた借金をくり返し、親子ともども不幸になる。再起に対する強い意志と具体的な事業計画があれば必ず再起できる。私も、同感するところが大です。
このような猫次郎氏のホームページに30万件のアクセスがあるというのです。やはり弁護士(会)は、この分野でも取り組み不足だと改めて思いました。
債務整理にはカウンセリングがとても大切だと思っている専門家があまりにも少ないのが悲しいという指摘がなされています。本当にそのとおりです。今でも、クレジット・サラ金被害をなくす運動のリーダーのなかにカウンセリング無用論を繰り返し高言してはばからない人がいるという悲しい現実があります。
その借金なんとかしましょう
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